Salesforceとfreee会計を連携して、Salesforceに追加された取引先をfreee会計にも追加する方法

企業の成長やビジネスの拡大に伴い、営業活動と経理業務の連携がますます重要になっています。Salesforceとfreee会計は、それぞれ営業管理と会計処理で多くの企業に採用されていますが、これらを連携させることでさらなる業務効率化が可能です。本記事では、Salesforceに追加された取引先情報を自動的にfreee会計にも追加する方法を詳しく解説します。手作業の煩雑さを解消し、業務プロセスを最適化したいとお考えの方は、ぜひご一読ください。

こんな方におすすめ

取引先情報管理を効率化し、業務プロセスを標準化したいと考えている中小企業の経営者や担当者。
税務申告や監査対応時のデータ不備を回避し、コンプライアンスを強化したい経理部門の方。
部門間の情報共有をスムーズにし、透明性の高い業務フローを構築したい企業の管理者。
Salesforceとfreee会計の連携を検討し、業務自動化による効率化やコスト削減を目指している方。

Salesforceとfreee会計の連携メリットと具体例

メリット1：手作業によるミスの削減

Salesforceとfreee会計を連携することで、データの二重入力や手動転記に伴うミスを大幅に削減できます。例えば、営業担当者がSalesforceに新規の取引先を登録すると、その情報が自動的にfreee会計にも反映されます。これにより、経理担当者が再度同じ情報を入力する手間が省け、入力ミスによる請求書の誤発行や財務データの不整合を防ぐことができます。また、正確なデータがリアルタイムで共有されることで、社内のコミュニケーションも円滑になり、業務効率の向上につながります。

メリット2：業務プロセスの標準化

連携により、情報管理のプロセスが標準化され、業務の透明性と一貫性が向上します。例えば、Salesforceでの取引先情報の入力からfreee会計での財務処理までの流れが自動化されるため、各部門で独自の手順を踏む必要がなくなります。これにより、担当者が変わっても同じ手順で業務を進めることができ、新人教育の負担も軽減されます。部門間の連携が強化されることで、組織全体のパフォーマンスが向上し、迅速な意思決定が期待できます。

メリット3：コンプライアンスの強化

データの正確性と一貫性が保たれることで、コンプライアンス遵守が強化されます。特に、税務申告や監査対応の際に必要となる正確なデータが自動で集約されるため、人為的なミスや情報の欠落を防ぐことができます。例えば、Salesforceからfreee会計に正確な取引先情報が連携されることで、不正確なデータに起因する税務リスクを軽減できます。このようなデータ管理の徹底は、内部統制の強化や企業の信頼性向上にも寄与し、長期的なビジネスの安定につながります。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Salesforceとfreee会計を連携して、Salesforceに追加された取引先をfreee会計にも追加する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Salesforceに追加された取引先をfreee会計にも追加する方法

Salesforceのデータベースにレコードが登録されたことをSalesforceのAPIを利用して受け取り、
freee会計の提供するAPIを用いてfreee会計のデータベースにSalesforceで登録されたレコードデータを通知することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回のフローは大きく分けて４つのプロセスで進めていきます。

・Salesforceとfreee会計をマイアプリ連携する
・テンプレートをコピーする
・Salesforceのトリガー設定とfreee会計の連携設定
・トリガーをONにし、自動化連携を確認する

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1：Salesforceとfreee会計をマイアプリ連携

Salesforceとfreee会計のマイアプリ登録を行います。
先にマイアプリ登録を行うと、この後の設定がスムーズにできます。

まずSalesforceのマイアプリ登録を行いましょう。
Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリの画面内で＋新規接続をクリックします。

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検索窓にSalesforceと入力し表示された候補をクリックします。

ユーザーIDとパスワードを入力しましょう。

ログインができたらマイアプリにSalesforceが表示されます。

続いてfreee会計のマイアプリ登録を行いましょう。
「新規接続」をクリックします。

検索窓にfreee会計と入力し、表示された候補をクリックします。

freee会計のログイン画面が表示されます。内容に従って入力しましょう。

アプリ連携の画面が表示されます。
下へスクロールし「許可する」をクリックしましょう。

マイアプリにfreee会計が表示されたらマイアプリ登録は完了です。

ステップ2：テンプレートをコピーする‍

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしましょう。

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

ステップ3：Salesforceのトリガー設定とfreee会計の連携設定

chromeの拡張機能をインストールしましょう。

Chrome拡張機能をこちらからインストールしておき、アプリのWebページを開いた状態で拡張機能からYoomのフローボットを起動します。

Google Chromeでのみご利用いただけます。詳しくはこちらをご確認ください。
拡張機能のインストールができたら、画面下の「次へ」をクリックしましょう。

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拡張機能で起動するアプリのAPI接続設定の画面が開きます。
注釈に従って入力を進めましょう。
入力出来たらテストを実行し、テスト成功確認後「保存する」をクリックします。

以下の赤枠内の箇所をクリックしましょう。

連携アカウントとアクションを選択の画面では、今回連携するfreee会計のアカウントで間違いないかを確認し、「次へ」をクリックしましょう。

freee会計に登録する取引先情報を入力しましょう。
事業所IDは入力箇所をクリックすると下部に候補が表示されます。
表示された候補から選択し入力しましょう。

入力ができたらテストを実行し、テスト成功確認後「保存する」をクリックします。

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ステップ4：トリガーをONにし、自動化連携を確認する

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。

Salesforceやfreee会計を使ったその他の自動化例

①Salesforceの取引先責任者情報をもとにGmailで定型メールを送信する

Salesforceの取引先責任者情報をもとにGmailで定型メールを送信するフローです。このテンプレートを活用すると、取引先責任者のイベントに応じて自動的にGmailから定型メールが送信されるため、担当者は手作業での送信作業を行う必要がなく業務効率が大幅に向上します。また人的ミスのリスクも軽減されて、より丁寧かつ正確な顧客対応が可能になります。

②kintoneでレコードが登録されたらSalesforceに取引先を登録する

kintoneでレコードが登録されたらSalesforceに取引先を登録するフローです。このテンプレートを使用することで、kintoneで管理している企業情報とSalesforceを連携させ、取引先の情報管理の効率化と、手入力でのミスを防ぐことにつながります。

③freee会計で経費申請が承認されたらkintoneのデータベースに格納しGoogle Chatに通知する

freee会計で経費申請が承認されたらkintoneのデータベースに格納しGoogle Chatに通知するフローです。このテンプレートを活用することで、自動的にkintoneのデータベースへレコードの追加とGoogle Chatに通知がされるので、情報の連携がスムーズになる他、情報管理の抜けや漏れをなくすことが期待できます。

まとめ

Salesforceとfreee会計の連携は、手作業の削減や業務プロセスの標準化、コンプライアンスの強化など、多岐にわたるメリットをもたらします。特に、取引先情報の自動連携により、営業と経理の連携がスムーズになり、データの正確性も向上します。本記事で紹介した方法を活用すれば、ノーコードで簡単に連携を実現できるため、専門知識がなくても導入が可能です。
Yoomで自動化を導入するには、特別なスキルや知識は必要ありません。説明に沿って入力をするだけなので、操作も簡単です。
ぜひYoomの自動化を利用し、業務の効率化を実感してみてくださいね！