SalesforceとMisocaの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/20

SalesforceとMisocaを連携して、SalesforceからMisocaで請求書を作成する方法

r.oba

請求書を作成する際、異なるシステム間でのデータ入力に手間を感じていませんか?。Yoomを活用してSalesforceとMisocaを連携することで、Salesforceから直接Misocaで請求書を作成することが可能になります。これにより、請求書を作成する手間を省き、作業負担を軽減できます。また、作成ミスや誤入力などのヒューマンエラーを防ぐことにもつながるでしょう。この記事では、Salesforceから直接Misocaで請求書を作成するフローの設定方法と導入するメリットについて解説します。

こんな方におすすめ

  • SalesforceとMisocaをそれぞれ活用している方
  • システム間でのデータ入力に手間を感じている担当者
  • 請求書作成の手作業を削減し、業務の効率化を図りたい経理担当者
  • Salesforceと他ツールを連携して、業務の自動化を目指しているIT担当者

それではここからノーコードツールYoomを使って、「SalesforceからMisocaで請求書を作成する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

SalesforceからMisocaで請求書を作成する方法

Salesforceに登録された情報をSalesforceのAPIを利用して受け取り、Misocaの提供するAPIを用いてMisocaで請求書を作成することで実現できます。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • SalesforceとMisocaをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるSalesforceのトリガー設定と、その後に続くMisocaのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、SalesforceとMisocaの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:SalesforceとMisocaをマイアプリ登録

SalesforceとMisocaをYoomに接続するマイアプリ登録を行います。
最初にマイアプリ登録を行うことで、自動化設定を簡単に行うことができます。

まず、Salesforceのマイアプリ登録を行ってください。
Yoom画面左側の「マイアプリ」→「新規接続」をクリックします。

アプリ一覧と検索欄が表示されるので、どちらかを活用してSalesforceを選択します。
※【Salesforce】はチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。


以下の画面で「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、「ログイン」をクリックします。

これで、Salesforceのマイアプリ連携が完了します。

次に、Misocaのマイアプリ登録を行います。
先ほどと同様に、Misocaをアプリ一覧から探すか、検索してください。

以下の画面で、任意の方法を選択し、ログインしてください。

これで、Misocaのマイアプリ連携が完了します。

両方のマイアプリ登録が完了すると、SalesforceとMisocaがマイアプリに表示されます。

ステップ2:テンプレートをコピー

次に、フローボットのテンプレートを使用して設定を進めましょう。
Yoomにログインし、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

「テンプレートがコピーされました!」と表示されるので、「OK」をクリックすることでコピーが完了します。

ステップ3:Chrome拡張機能を使ったトリガー設定

Salesforceのトリガー設定を行います。
Chrome拡張機能を使用したトリガーを使用することで、【Salesforce】上から直接トリガーを起動させることができます。
「取引詳細ページから移動」をクリックしてください。

「設定方法」を確認し、Chromeの拡張機能をインストールしてください。
※Chrome拡張機能を使ったトリガーの設定方法はこちらをご参照ください。

「Salesforceと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に変更できますが、トリガーアクションはそのままで「次へ」をクリックしてください。

続いて、APIの設定をします。
「マイドメインURL」、「カスタムオブジェクトのAPI参照名」、「起動ページのURLサンプル」は任意で設定してください。

設定後、「テスト」をクリックしてください。

テストを実行し、アウトプットに情報が表示されたことを確認して「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:送り先IDの取得設定

送り先IDの取得設定を行います。「特定の取引先に紐づく送り先IDを取得」をクリックしてください。

次に、「Misocaと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に変更できますが、実行アクションは変更しないでください。

「取引先ID」には、「アウトプット」から取得した情報を入力してください。
※今回は、Salesforceの取引先IDとMisocaのIDが一致している前提で設定を行っています。
※Misoca上で一つの取引先に対して複数の送り先IDが設定されている場合、リスト形式で送り先IDの値が取得されるので、アウトプットとして活用できません。
複数の送り先IDが指定されている場合は、リスト型のアウトプットを個々のアウトプットに分割してください。

設定後、「テスト」をクリックし、「テスト成功」と表示されたら「保存」をクリックしてください。

ステップ5:Misocaのアクション設定

次に、Misocaのアクションを設定します。「請求書を作成」をクリックしてください。

次に、「Misocaと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に変更できますが、実行アクションは変更しないでください。

「API接続設定」を行います。
「請求日」は「アウトプット」から取得した情報を入力してください。


「送り先ID」も同様に「アウトプット」から取得した情報を入力して設定してください。

「請求内容」は各項目に合った情報を「アウトプット」から入力してください。

その他の項目は任意で設定してください。

設定後、「テスト」をクリックし、「テスト成功」と表示されたら「保存」をクリックしてください。

ステップ6:SalesforceとMisocaの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックすると、自動化の設定は完了です。
これで、Salesforceから自動でMisocaで請求書を作成できます。

今回使用したテンプレートはこちらです。

SalesforceやMisocaを使ったその他の自動化例

他にもSalesforceやMisocaを使った自動化の例がYoomには多数あるので、いくつか紹介します。

1.SalesforceからMisocaで見積書を作成するフロー

この連携によって、SalesforceからMisocaで見積書を作成できます。
これにより、作業負担を軽減でき、業務の効率向上が期待できます。

2.SalesforceからMisocaに取引先を追加するフロー

この連携によって、SalesforceからMisocaに取引先を追加できます。
これにより、入力作業を省き、情報の正確性向上が期待できます。

3.Salesforceで商談フェーズが締結完了になったらSlackに通知するフロー

この連携によって、Salesforceで商談フェーズが締結完了になったらSlackに通知されます。
これにより、最新の情報を素早く把握し、円滑な業務進行が期待できます。

SalesforceとMisocaの連携メリットと具体例

メリット1:請求書の自動作成で作業負担を軽減

SalesforceとMisocaを連携することで、請求書作成を自動化でき、手動での請求書発行にかかる手間を削減できます。
例えば、Salesforceに登録された商談データや契約情報を基に自動作成することで、作業負担を軽減し、他の業務に集中できるようになります。
これにより、作業負担を軽減でき、業務の生産性向上が期待できます。

メリット2:データを自動反映してヒューマンエラーを防止

SalesforceとMisocaの連携によって、Salesforceのデータをそのまま請求書に反映でき、入力ミスによる請求金額の誤りや請求漏れを防ぐことができます。
例えば、多くの取引を行う企業では、自動反映により、請求書作成時の取引先情報や金額、請求日などのミスを防げます。
これにより、人の手を介さずに自動反映することで、ヒューマンエラーの防止につながります。

メリット3:取引データの一元管理と透明性向上

SalesforceとMisocaを連携すると、Salesforceに商談情報や契約情報が、Misocaには請求書データが管理され、商談成立から請求までを一元管理できます。
例えば、営業担当者は請求状況をすぐに確認できるため、顧客からの問い合わせにも素早く対応できます。
これにより、一元管理することで最新の状況を素早く把握でき、社内の連携強化が期待できます。

まとめ

今回は、SalesforceとMisocaを連携させ、SalesforceからMisocaで請求書を作成する方法をご紹介しました。
この自動化により、手動で請求書作成する手間を省き、作業負担を軽減できるでしょう。
これにより、業務生産性の向上やヒューマンエラーの防止、社内の連携強化が期待できます。
この機会にぜひテンプレートを活用して、SalesforceとMisocaを連携し、業務の効率化を目指してください。

また、Yoomのアプリ連携はノーコードで設定ができ、誰でもすぐに始められます。ぜひ導入を検討してみてください。

この記事を書いた人
r.oba
自動車外装部品の材料会社でエンジニアとして働いてきました。 様々なシステムに触れてきた経験を活かし、 Yoomを使用して、業務を効率的に行うための役立つコンテンツを発信していきます。
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