・
「問い合わせ対応に追われて、本来やりたい業務が後回しになってしまう」そんな悩みを抱えていませんか?特に、Chat Plusで受けた問い合わせを処理する際、一つひとつの回答を考えるのは時間と手間がかかります。もっと効率的に対応できれば、他の重要な業務にも集中できるのに、と思うこともあるのではないでしょうか。
そんなお悩みを解決するのが、Chat PlusとDify、そしてSlackを連携させた自動化の仕組みです。ノーコードで簡単に実現できるこの仕組みを導入すれば、回答案の生成から共有までを自動化でき、手間を減らして顧客対応をスムーズに進められます。本記事では、その導入方法を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください!
こんな方におすすめ
このフローボットは、以下のような方にぴったりです。
今すぐに試したい方へ
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!
Chat Plusでチケットが作成されたら、回答内容をDifyで作成してSlackに通知するフローです。
[Yoomとは]
それでは、【Chat Plusでチケットが作成されたら、Difyで問い合わせの回答生成してSlackに送信する】フローを、プログラミングなしで構築する手順を解説します。
Chat Plusでチケットが作成されたらDifyで回答案を生成しSlackに通知するフローの作り方
Yoomの定期起動トリガー機能を活用し、Chat PlusのAPIから最新のチケット情報を取得します。この情報を基にDifyへ指示を送り、生成された回答結果をSlackのAPIを通じて通知します。この仕組みで、問い合わせ情報の取得から通知まで、スムーズに実現できます。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
連携プロセス
※有料プランでは、2週間の無料トライアルが利用可能です。期間中は、無料プランでは利用制限があるアプリや、AI機能(オペレーション)もご利用いただけます。
事前に準備するもの
Chat Plus
次の画面のAPIトークン発行を選択すると、Chat Plusに登録済みのパスワードが求められます。
パスワードを入力し、APIトークン発行をクリックすると値が生成されます。
Dify
Slack
Slack公式:ワークスペースの管理
ステップ1 マイアプリ連携の設定
ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリ画面で+新規接続をクリックします。
Yoomで接続可能なアプリ一覧と検索窓が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を行います。
Chat Plus
検索結果からアプリ名をクリックします。Chat Plusで取得した値を入力する画面が表示されます。
必須項目を入力して、「追加」ボタンをクリックすると、Chat Plusのマイアプリ登録が完了します。
Dify
検索結果からアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面が表示されます。
必須項目を入力して追加ボタンをクリックすると、Difyのマイアプリ登録が完了します。
Slack
検索窓からアプリ名を探します。ヒットしたアプリ名をクリックします。Slackのサインイン画面に移ります。
ご利用のワークスペースURLを入力し、続行するをクリック。YoomからSlackのアクセス許可リクエスト画面に移ります。
許可をクリックし、連携完了です。
Slack公式:ワークスペースの管理
ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする
こちらのバナーをクリックします。
Chat Plusでチケットが作成されたら、回答内容をDifyで作成してSlackに通知するフローです。
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。
ステップ3 アプリトリガー「新しいチケットが作成されたら」
テンプレートの1つ目の工程をクリックします。
こちらでは、Chat Plusで発行されたチケット情報を取得する設定を行います。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
この項目はすでに初期設定されています。
→次へをクリックします。
(2/2)アプリトリガーのWebhookイベント受信設定
→テストをクリックします。 →成功します。 以下の項目が取得できます。こちらは後のオペレーションで動的の値として利用します。
→保存するをクリックします。
ステップ4 アプリと連携する「チャットメッセージを送信」
テンプレートの2つ目の工程をクリックします。
Difyに送信するプロンプト(指示文)を設定します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
初期設定済みです。
→次へをクリックします。
(2/2)API接続設定
→テストをクリックします。 →成功 Difyの回答案(返答内容)などが取得できます。
→保存するをクリックします。
ステップ5 アプリと連携する「メッセージを送信」
テンプレートの3つ目の工程をクリックします。
こちらではSlackに通知する定型文の設定を行います。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらは初期設定済みです。
→次へをクリックします。
(2/2)API接続設定
→テストをクリックします。 →成功
→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。
ステップ6 アプリトリガーをONにする
全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。
トリガーをONにするとフローボットが起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。
プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。今回使用したテンプレートは、こちらです。
Chat Plusでチケットが作成されたら、回答内容をDifyで作成してSlackに通知するフローです。
Chat Plus,Dify,Slackを使ったその他の自動化例
本日ご紹介した連携以外にもChat PlusやDify、SlackのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。
もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!
Chat PlusとSlackを連携した自動化例
Chat Plusでチャットが開始されたらSlackに通知することもできます。
Chat Plusでチャットが開始されたらSlackに通知するフローです。
Chat Plusを活用した自動化例
Chat Plusでチケットが作成されたらタスク管理ツールにチケット情報を追加する
Chat Plusでチケットが作成されたらAsanaやTrelloなどにチケット情報を自動で追加します。
Chat Plusでチケットが作成されたらAsanaにチケット情報を追加するフローです。
Chat Plusでチケットが作成されたらTrelloにチケット情報を追加するフローです。
Chat Plusでチケットが作成されたらBacklogにチケット情報を追加するフローです。
Chat Plusでチケットが作成されたらデータベースにチケット情報を追加する
Chat Plusでチケットが作成されたらGoogle スプレッドシートやMicrosoft Excelなどにチケット情報を自動で追加します。
Chat Plusでチケットが作成されたらGoogle スプレッドシートにチケット情報を追加するフローです。
Chat Plusでチケットが作成されたらMicrosoft Excelにチケット情報を追加するフローです。
Chat Plusでチケットが作成されたらNotionにチケット情報を追加するフローです。
Difyを活用した自動化例
チャットツールへのお問い合わせの回答をDifyで生成し返答する
ChatworkやSlackなどへのお問い合わせの回答をDifyで生成し自動で返信します。
Slackでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答するフローです。
■概要
Microsoft Teamsでの問い合わせ対応、一つひとつに時間を取られていませんか?特に定型的な質問への返信は、手間がかかるものです。このワークフローを活用すれば、Teamsに投稿されたメッセージをきっかけに、DifyのAIチャットボットが内容を自動生成し返信するため、担当者の負担を軽減し、迅速な対応を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
・Microsoft Teamsでの定型的な問い合わせ対応に、多くの時間を費やしている方
・DifyなどのAIを活用して、カスタマーサポートや社内ヘルプデスクを効率化したい方
・手作業での返信業務を自動化し、コア業務に集中できる環境を整えたいチームリーダーの方
■注意事項
・Dify、Microsoft TeamsのそれぞれとYoomを連携させてください。
・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・Difyのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9618925
Chatworkに新しいメッセージがルームに投稿されたら、Difyのチャットボットが返答内容を自動生成して投稿するフローです。
フォームでお問い合わせがあったら回答をDifyで作成してチャットツールに通知する
Googleフォームなどでお問い合わせがあったら回答をDifyで作成してSlackやMicrosoft Teamsなどに自動で通知します。
Googleフォームでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してMicrosoft Teamsに通知するフローです。
Googleフォームでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してTelegramに通知するフローです。
■概要
フォームにお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してSlackに通知するフローです。
Yoomを利用すると、プログラミング不要で簡単にアプリ同士を連携することができます。
■このテンプレートをおすすめする方
1.問い合わせのフォームを活用している方
・顧客からの問い合わせをフォームで受信して対応を進めている方
・問い合わせ内容の確認や回答の作成に時間がかかっている方
2.Difyを導入している企業
・業務効率化でDifyを活用している方
・問い合せフォームとDifyを連携し回答内容の生成をスピーディーに行いたい方
■注意事項
・Dify、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・Difyのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9618925
Slackを活用した自動化例
クラウドストレージにファイルが保存されたらSlackに通知する
Boxなどにファイルが保存されたら、Slackに自動で通知します。
■概要
BoxでファイルがアップロードされたらSlackに通知するフローです。
Yoomを利用するとプログラミング不要で簡単にアプリ同士の連携が行えます。
■このテンプレートをおすすめする方
1. Boxを使用してファイル管理を行っている企業
・チームでBoxを使ってファイルを共有しているが、アップロードしたことをすばやく把握したい方
・新しいファイルが格納されるたびに通知を受け取り、スムーズな情報共有を図りたい方
2. 社内のチャットツールとしてSlackを導入している企業
・Slackを日常的に使っていて、常に最新のファイル情報を確認したい方
・プロジェクトマネージャーとして、チームメンバーの作業状況をリアルタイムで把握したい方
■注意事項
・BoxとSlackのそれぞれとYoomを連携してください。
入力フォームに請求書情報が回答されたら、Dropboxに請求書ファイルを格納してSlackに通知するフローです。
Web会議の終了後に会議内容を要約してSlackへ投稿する
Google MeetやZoomでWeb会議が終了したら、内容を文字起こしして要約し、Slackに自動で通知します。
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をSlackに通知するフローです。
■概要
「Google Meet終了後に会議内容を要約してSlackへ投稿する」フローは、オンライン会議の記録と共有を効率化する業務ワークフローです。
Google Meetでの会議が終了すると、Yoomが自動的に会議の音声をテキスト化し、AIによる要約を生成、その内容をSlackの指定チャンネルへ自動投稿します。
これにより、会議の内容を簡単にチーム全体で共有でき、情報の漏れや重複を防ぎます。
■このテンプレートをおすすめする方
・Google Meetを頻繁に利用し、会議内容の共有に手間を感じているビジネスパーソン
・Slackを活用してチーム内の情報共有を円滑にしたいと考えているマネージャー
・会議後の議事録作成に時間を割きたくないと考えている社員
・リモートワーク環境でのコミュニケーション効率を向上させたい企業
・情報の一元管理を図り、チーム全体の生産性を高めたい方
■注意事項
・Google Meet、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
Chat Plusでチケットが作成されたらDifyで回答案を生成しSlackに通知するメリットと具体的な活用シーン3選
カスタマーサポート担当者、プロジェクトマネージャー、マーケティング部門のデータアナリストの視点で、この自動化がもたらす効果を考察します。
1.回答案生成で迅速対応と負担軽減を実現
Chat Plusでチケットが作成されると、DifyがAIで回答案を生成し、Slackに通知します。これにより、回答案を基に作業を進められ、一から回答を考える手間が省け、対応スピードの向上につながるはずです。
例えば、昼休みや夕方など問い合わせが増える時間帯でも、AIが迅速に回答案を提示するために、担当者は返信内容の確認と調整に集中できます。その結果、顧客を長時間待たせることがなくなれば、迅速な対応で満足度が向上するのではないでしょうか。
2. チーム全体でスムーズに情報を共有
Difyが学習した内容を基に一貫性のある回答案を生成し、それをSlackに通知することで、チーム全体にリアルタイムで共有できます。これにより、回答のクオリティに差が生じにくくなることで、一貫した顧客対応が可能になります。
例えば、顧客対応を複数のメンバーで進める場合でも、Slackの通知を確認すれば、その場で最新の対応状況を把握できますよね。引き継ぎが発生しても追加の説明が不要なため、スムーズに作業を進められるのではないでしょうか。
この仕組みを活用すれば、異なるメンバーが対応しても顧客から一貫した印象を持たれやすくなり、結果としてチーム全体の信頼感を高めることが期待できます。
3. 問い合わせデータを活用した改善が可能に
Chat Plusで作成されたチケット内容は、Difyで回答案に変換され、Slackに通知されます。このプロセスにより、すべての問い合わせデータがSlack内で一元管理される仕組みが整います。
例えば、過去の問い合わせ内容をSlackの検索機能で確認することで、「よくある質問」の傾向を把握し、FAQを構築する際の参考にできますよね。また、特定の製品やサービスに関する問い合わせが急増している場合は、その情報をもとに改善点を洗い出したり、新しいキャンペーンを企画する判断材料として活用したりできるはずです。これにより、顧客対応の質だけでなく、製品やサービス全体の向上にもつながるのではないでしょうか。
まとめ
Chat Plus、Dify、Slackを連携することで、顧客対応の効率を高めることができます。AIが一貫した回答案を生成し、それをSlackで共有することで迅速な対応が可能です。また、チーム全体で情報を共有できれば、回答の一貫性を保ちながら対応を進められそうですね。さらに、Slack上で問い合わせデータを一元管理できるため、よくある質問を整理し、次の対応の参考にしやすくなるはずです。この仕組みはノーコードで簡単に導入でき、負担を減らしながら顧客対応を進化させる効果が期待できそうですね。今回のフローは、以下のバナーからぜひお試しください。
では、またお会いしましょう!
Chat Plusでチケットが作成されたら、回答内容をDifyで作成してSlackに通知するフローです。