2024/12/18
アプリ同士の連携方法

ChatworkとChatGPTを連携して、Chatworkの投稿内容をChatGPTで自動取得して通知する方法

s.kumagai
ChatworkとChatGPTの連携イメージ

目次

 

ChatworkとChatGPTの連携は、業務効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。特に情報の一貫性や迅速な意思決定が求められる現代のビジネス環境において、この自動化は非常に有用です。本記事では、Chatworkの投稿内容をChatGPTで自動取得し、通知する方法を詳しく解説します。ノーコードで簡単に設定できるため、技術的な知識がなくても安心して導入できます。

こんな方におすすめ

  • Chatworkを使ったプロジェクト管理を行っている企業
  • 情報共有の不一致に悩んでいるチーム
  • 顧客サポートやカスタマーサービスの自動化を考えている企業
  • 社員教育を効率化したい企業
  • 業務の迅速な意思決定を推進したい経営層

ChatworkとChatGPTの連携メリットと具体例

メリット1.業務の迅速な意思決定と対応の加速

ChatGPTを活用することで、Chatworkでの投稿内容に対する迅速な対応が可能となります。例えば、プロジェクトメンバーから進捗や問題点が報告された際に、ChatGPTは過去のデータや類似の事例を元に即時に回答を提供します。この自動化により、質問を投げかけた社員が調査にかける時間が短縮され、迅速に問題解決や次のアクションを開始できるため、意思決定のスピードが大幅に向上します。結果として業務の遅延や非効率を削減し、スムーズに仕事を進められるようになります。

メリット2.社内情報の一貫性と正確性の向上

ChatGPTが提供する自動回答は、事前に整備された情報やガイドラインに基づいているため、社内での情報の一貫性が保たれます。たとえば異なる部署やメンバーから同じ質問があった場合、ChatGPTが正確で統一された回答を迅速に提供します。これにより、社員間での情報の齟齬や誤解が減少し、業務の効率化が図れます。特に複数の部署が関与するプロジェクトにおいては、統一された認識を持って進めることができ、ミスや重複の防止が期待できます。

メリット3.社員教育の効率化と自立的学習の支援

ChatGPTは、Chatworkでの進捗報告やタスクに関する投稿を解析し、プロジェクトの進行状況をリアルタイムで把握するための支援を行います。例えば、チームメンバーがタスクの進捗を報告した際に、ChatGPTがその内容をもとに、タスクの期限や次に取るべきアクションを全員に通知します。これにより、プロジェクトの進行状況が一目で確認でき、遅延や問題が発生した際には即座に対応を検討することができます。タスク管理の手間が削減され、全体の業務効率の向上につながります。

それではここからノーコードツールYoomを使って、「ChatworkとChatGPTを連携して、Chatworkの投稿内容をChatGPTで自動取得して通知する方法」をご説明します。

[Yoomとは]

Chatworkに追加した内容をChatGPTで要約する方法

Chatworkのデータベースにレコードが登録されたことをChatworkのAPIを利用して受け取り、
ChatGPTの提供するAPIを用いてChatGPTの指定のチャンネルにChatworkで登録されたレコードデータを通知することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。


今回は大きく分けて4つのプロセスで設定していきます。
・ChatworkとChatGPTをマイアプリ連携
・テンプレートをコピー
・フローの起点となるChatworkのトリガー設定と、その後に続くChatGPTのオペレーション設定
・トリガーをONにし、ChatworkとChatGPTの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:ChatworkとChatGPTをマイアプリ連携

Chatworkのマイアプリ登録を行いましょう。
Yoomの画面左側にある「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしましょう。
「アプリ名で検索」でChatworkを探すか、アプリ一覧から探してください。

以下の画面が表示されたら、赤枠の「許可」をクリックします。

連携が完了するとマイアプリの画面に戻りChatworkが表示されます。
これで今回使用するChatworkとChatGPTのマイアプリ登録が完了です。

続いてChatGPTのマイアプリ登録を行っていきましょう。

画面右側の「新規接続」をクリックし、検索窓にChatGPTと入力します。
表示された候補をクリックしましょう。

以下の画像のような画面が表示されるので、内容に従って入力しましょう。
ChatGPTのマイアプリ登録についてはこちらをご確認ください。

これで今回使用するChatworkとChatGPTのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしましょう。

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更できます。

ステップ3:フローの起点となるChatworkのトリガー設定と、その後に続くChatGPTのオペレーション設定

フローボットの操作を行っていきましょう。
以下の画像のような画面が表示されるので、赤枠の箇所をクリックしましょう。



今回連携するChatworkのアカウントに間違いないことを確認し、「次へ」をクリックしましょう。

WebhookURLをコピーし、対象アプリの管理画面で設定を行ないましょう。
※Webhookの設定についてはこちらをご確認ください。
設定が完了したらテストを実行し、テスト成功を確認後「保存する」をクリックしましょう。


フローボットの画面に戻るので、「会話する」をクリックしましょう。

今回連携するChatGPTのアカウントに間違いないか確認し、「次へ」をクリックしましょう。


以下の画像のような画面が表示されるので、内容に従って入力を進めていきましょう。
入力が完了したらテストを実行し、テスト成功を確認し「保存する」をクリックします。

再度フローボットの画面に戻るので、赤枠の「メッセージを送る」をクリックします。

以下の画像のような画面が表示されるので、アカウントを確認し「次へ」をクリックしましょう。

APU接続設定の画面が表示されるので、ChatworkのルームIDを入力します。

入力時に「候補」が表示されるので、その候補から選択も可能です。
テストを実行し、テスト成功確認後「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:トリガーをONにし、ChatworkとChatGPTの連携動作を確認

上記で「保存する」をクリックすると、以下の画像のような画面が表示されます。
最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。

ChatworkやChatGPTを使ったその他の自動化例

①毎日Zoomの会議情報をChatworkに通知する

毎日Zoomの会議情報をChatworkに通知するフローです。クラウド会議ツールとしてZoomを利用している企業におすすめです。このテンプレートを使えば、毎日決まった時間にZoom会議の情報が自動的に取得され、Chatworkで確認できます。会議予定を簡単に把握できるようになることで、準備も整いやすくなり、自信を持って会議に臨めます。その結果、商談の成約率や顧客満足度の向上が期待できます。

②kintoneにレコードが登録されたらChatGPTでテキストを生成する

kintoneにレコードが登録されたらChatGPTでテキストを生成するフローです。このテンプレートを使うことで、kintoneのレコード追加の内容をわざわざ確認しなくても、自動的にChatGPTで生成されたテキストが更新されるので、情報管理の抜けや漏れをなくすことが期待できます。

③メールが届いたらChatGPTと会話して、Googleスプレッドシートに連携して内容を記載する

メールが届いたらChatGPTと会話して、Googleスプレッドシートに連携して内容を記載するフローです。このテンプレートを活用することで、ChatGPTを利用し内容を一度Googleスプレッドシートに転記することで、その後の回答内容を自身でGoogleスプレッドシート上で編集したり、追記したりすることが可能です。手作業の手間を省き業務を効率化することが期待できます。

まとめ

ChatworkとChatGPTの連携は、業務の効率化や情報の一貫性を保つための強力なツールです。ノーコードで簡単に設定できるため、技術的な知識がなくても導入が可能です。これにより、迅速な意思決定や社員教育の効率化が実現し、企業全体の生産性向上に寄与します。
ぜひこの機会に、ChatworkとChatGPTの連携を試してみてください。

この記事を書いた人
s.kumagai
Webマーケティング会社で3年ほどカスタマーサポートとして働いておりました。顧客情報や社内のデータ管理に時間を費やし、頭を抱えていたところYoomと出会いました。プログラミングの知識がなくても簡単に使えるYoomにもっと早く出会えていれば…と日々強く感じております。同じように業務の効率化に悩みを持つ方の助けになれば幸いです!
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