2024/12/10
アプリ同士の連携方法

Googleフォーム・Dify・Microsoft Teamsを連携して、Googleフォームでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してMicrosoft Teamsに通知する方法

s.miyamoto
Googleフォーム・Dify・Microsoft Teamsの連携イメージ

目次

顧客対応の自動化で、業務スピードの向上を図りませんか?
Googleフォーム、Dify、Microsoft Teamsを連携することで、回答作成や連絡業務を自動化できます。
本記事では、これらのツールを活用して、Googleフォームで受け付けた問い合わせをDifyで自動的に回答し、Microsoft Teamsに通知する方法を解説します。
プログラミング不要で簡単に設定できるため、業務を効率化したい方はぜひ導入してみてください。

こんな方におすすめ

・Googleフォームを使った顧客対応の効率化を目指しているカスタマーサポートチーム
・Microsoft Teamsでチーム間の情報共有を強化したいチームリーダー
・Difyを活用して問い合わせ応答の自動化を導入し、人為ミスを減らしたい品質管理担当者

Googleフォーム・Dify・Microsoft Teamsの連携メリットと具体例

メリット1: 顧客対応の効率化

Googleフォームで受け付けた問い合わせに対して、Difyが自動で回答内容を作成し、Microsoft Teamsに通知することで、担当者は素早く内容を確認できます。
これにより、問い合わせ内容から回答作成までの作業を省略でき、顧客対応時間の短縮が期待できます。
製品の使い方に関する問い合わせが頻繁に寄せられる企業では、問い合わせが届くとすぐにDifyが回答を作成し、Teamsで通知されるため、カスタマーサポートチームは内容を確認し、スムーズな返信ができると予想されます。
このプロセスにより、顧客対応のスピードが向上し、迅速な顧客対応が求められる場面で特に効果を発揮すると予想されます。

メリット2: 人的ミスの削減

Difyによる自動応答作成は、一定のルールに基づいて回答を作成するため、人的ミスを減らすことができます。
特にカスタマーサポートでは、担当者ごとの対応にばらつきが生じることがよくありますが、自動化されたシステムを導入することで、同じ内容の問い合わせには統一された回答が提供されるようになります。
たとえば、製品仕様やサービスの利用方法に関する定型的な問い合わせに対しては、誤った情報が伝わるリスクが低減され、顧客が混乱することなくスムーズに解決へと導けそうです。
この一貫性により、対応品質の向上や、チームパフォーマンスの安定化が期待できます。

メリット3: 情報共有の円滑化

問い合わせ内容と自動生成された回答がMicrosoft Teamsに通知されることで、情報共有がスムーズになります。
すべての問い合わせと回答内容がMicrosoft Teamsに記録されるため、担当者間での進捗状況の確認が簡単になり、対応の重複や漏れを防げます。
例えば、複数の担当者がプロジェクト単位で業務を行う企業では、すべての対応履歴が共有されるため、担当者が不在の際でも他のメンバーが対応しやすくなると考えられます。
このような透明性の高い環境は、内部コミュニケーションの質を向上させることが期待されます。

それではここからノーコードツールYoomを使って、「Googleフォームでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してMicrosoft Teamsに通知する方法」をご説明します。

[Yoomとは]

Googleフォーム・Dify・Microsoft Teamsの連携方法

ここからは実際にアプリ連携の手順を解説します。大まかな流れは以下の通りです。
・Googleフォーム・Dify・Microsoft Teamsをマイアプリ連携
・テンプレートをコピーする
・Googleフォームでトリガーを設定し、DifyとMicrosoft Teamsでアクションを設定する
・トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了
Yoomに登録している方はログインし、未登録の方は無料登録後に設定を進めてください。

ステップ1:GoogleフォームとDify、Microsoft Teamsをマイアプリ連携

まずGoogleフォームとDify、Microsoft Teamsをマイアプリに連携します。
Yoomにログインしたら、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」から設定を進めましょう

Googleフォームを検索し、クリックしてください。

次の画面に表示される「Sign in with Google」をクリックすると、Googleのログインページが表示されます。ここで利用したいGoogleアカウントでログインしてください。

サインイン後、「Yoom が Google アカウントへのアクセスを求めています」と表示されるので、「続行」を押すとマイアプリ連携が完了します。

続いてDifyを検索し、クリックしてください。

※Difyのマイアプリ連携方法はこちらをご参照ください。

「アカウント名」は任意の名称を設定しましょう。
「アクセストークン」はDifyで発行したAPIキーを入力してください。
入力後に「追加」をクリックするとマイアプリ連携が完了します。

次にMicrosoft Teamsを検索しクリックしてください。


その後Microsoftのページが表示されますので、利用したいアカウントでサインインをしてください。
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

これでマイアプリ連携が完了しました。
次にフローボットのテンプレートを使用して設定を進めましょう。Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。

「テンプレートがコピーされました!」と表示されるので、「OK」をクリックし、コピーを完了してください。

ステップ2:Googleフォームのトリガーを設定

次にGoogleフォームのトリガーを設定します。
「フォームに回答が送信されたら」をクリックしてください。

次に、「Googleフォームと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に編集できますが、トリガーアクションはそのままにして「次へ」をクリックしてください。

※Googleフォームをトリガーとして使用した際の回答内容を取得する方法はこちらを参照ください。

「トリガーの起動間隔」を、5分、10分、15分、30分、60分から選択してください。
なお、プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
「フォームID」は、注釈を参考にして該当のフォームURLから取得し入力しましょう。全て入力し終えたら該当フォームで回答を送信してから「テスト」をクリックしてください。

回答情報がアウトプットに表示されていることを確認し「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:Difyのアクションを設定

続いて、Difyのアクションを設定します。
「チャットメッセージを送信」をクリックしてください。

先ほどと同様に、タイトルの任意編集とアカウント情報の確認を行い、アクションは変更せず「次へ」をクリックしましょう。

Difyに送信するメッセージ内容を設定します。
Difyは送信されたメッセージを基に回答内容を生成するため、「お問い合わせ内容」を含んだメッセージを「query」に入力します。「お問い合わせ内容」は、欄をクリックすると表示される候補から選択できます。
「user」には注釈の通り、半角数値の値(任意の識別子)を入力してください。

全て設定し終えたら「テスト」をクリックし、アウトプット内容を確認して「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:Microsoft Teamsのアクションを設定

次にMicrosoft Teamsのアクションを設定します。
「チャネルにメッセージを送る」をクリックしてください。

こちらもタイトルの任意編集とアカウント情報の確認を行い「次へ」をクリックしてください。

通知先とメッセージ内容を設定します。
「チームID」と「チャネルID」は、欄をクリックすると表示される候補から該当項目を選択してください。
「メッセージ」は任意で設定できます。今回は「お問い合わせ内容」と「返答内容」を含んだメッセージを作成しました。こちらも欄をクリックすると候補が表示されるので、画像を参考にしながら設定を行なってください。
最後に「テスト」をクリックし、指定したチャネルにメッセージが送信されるか確認をしましょう。
問題なければ「保存する」をクリックしてください。

「トリガーをON」をクリックし、フロー稼働の準備が完了です。
これでGoogleフォームからお問い合わせが送信されると、回答内容をDifyで作成してMicrosoft Teamsに通知されます。

Googleフォームを使ったその他の自動化例

1.Googleフォームが送信されたら回答者に自動でメールを返信する

Googleフォームが送信されると回答者に自動でメールが送信されます。この仕組みにより、手動での返信作業が不要となり、スピーディーな連絡が可能になります。

2.Googleフォームに回答があったら、Zoomのミーティングを作成する

Googleフォームに回答があると、Zoomのミーティングが自動的に作成されます。これにより会議の設定が効率化され、手動でのスケジュール調整が不要になります。

3.Googleフォームに回答があったら、Googleカレンダーに予定を追加する

Googleフォームに回答があった際、Googleカレンダーに予定が自動的に追加されます。これにより、スケジュール管理が効率化され、予定の登録作業を省くことが可能になります。

まとめ

Googleフォーム、Dify、Microsoft Teamsの連携により、問い合わせ対応の自動化が実現できます。
これにより、顧客対応のスピードアップや人的ミスの削減、情報共有の円滑化が期待されます。

Yoomのアプリ連携はノーコードで簡単に設定できるため、ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
s.miyamoto
外資企業のカスタマーサクセス業界にて約5年の経験があります。 オペレーターや管理職など、さまざまな立場から培った現場の課題点を元に、日々お役立ちコンテンツを発信していきます。 Yoomを活用し、顧客体験を向上するヒントなど、お役立ち情報を皆様にお届けしていきます!
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