FrontとBoxの連携イメージ

【簡単設定】FrontのデータをBoxに自動的に連携する方法

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アプリ同士の連携方法

2025-10-01

【簡単設定】FrontのデータをBoxに自動的に連携する方法

Kumiko Tsukamoto

「Frontでの顧客とのやり取りを後から確認できるよう、Boxに専用フォルダを作りたい!」
「でも、やり取りとファイルを紐付ける作業には時間がかかるし、命名ミスも発生しがち…」

カスタマーサポートツールのFrontとクラウドストレージのBoxを併用する中で、このような手作業による情報連携に課題を感じていませんか?

そんな時、<span class="mark-yellow">Frontで発生したコミュニケーションに基づくフォルダを、Boxに自動で作成する仕組み</span>があれば便利ですよね。こうした日々の煩わしい作業からも解放され、より迅速で質の高い顧客対応に集中できるようになるはずです!

今回ご紹介する自動化はプログラミングの知識がなくても簡単に自動化できます。
ぜひこの記事を参考にして、日々の定型業務を効率的にしていきましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">FrontとBoxを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。以下のバナーから、業務自動化を今すぐ始められますよ!

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FrontとBoxを連携してできること

FrontとBoxのAPIを連携させることでアプリケーション間のデータ転記を自動化し、手作業による手間やミスを削減しましょう。

ここでは、具体的な自動化のユースケースをご紹介します。
気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

FrontでNew Conversation Messageを受信したら、Boxにフォルダを作成する

Frontで新しい会話メッセージを受信したタイミングで、その情報を用いたフォルダをBox内に自動作成する連携です。

手入力による転記なしに会話ごとの専用フォルダを作成できるため、<span class="mark-yellow">情報の整理・管理を迅速かつ正確に行える</span>ようになるでしょう。

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Frontで特定のNew Conversation Messageを受信したら、Boxにフォルダを作成する

特定の条件を満たすメッセージのみをフォルダ作成の対象として、不要なフォルダの乱立を防ぐことも可能ですよ。

この連携では、メッセージの作成者やメッセージに含まれるキーワードなどを条件として設定することで、<span class="mark-yellow">重要なやりとりに関するフォルダだけが自動で作成され、より効率的なファイル管理を実現</span>できます。

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FrontとBoxの連携フローを作ってみよう

ここからは、FrontとBoxを連携させたフローの作成方法を解説していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

※ 今回連携するアプリの公式サイト:FrontBox

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「FrontでNew Conversation Messageを受信したら、Boxにフォルダを作成する」フローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • FrontとBoxのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Frontのトリガー設定と各アクション(重複チェック、フォルダ作成)の設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:FrontとBoxのマイアプリ連携

Yoomとそれぞれのアプリを連携して、アプリごとの操作を行えるようにしましょう。この設定は初回のみ必要です。
先ずは、基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!

それでは、今回のフローで使用するFrontとBoxのマイアプリ登録方法を解説していきます。

① Frontのマイアプリ登録

  1. アプリ一覧画面でFrontを検索して選択。
  1. Frontのサインイン画面が表示されます。
    連携させるFrontアカウントでサインインしてください。
    ※ 既にサインイン済みのアカウントがある場合、この画面はスキップされます。
  1. YoomからFrontへのアクセス権限と連携するワークスペースを確認し、「Authorize」をクリック。
  1. 連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。
    Frontが追加されていることを確認してください。

② Boxのマイアプリ登録

以下のナビに従って登録してください。

Boxも登録できれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です!

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、マイプロジェクトにコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうすると、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:Frontのトリガー設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. Frontの「New Conversation Message」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントにはマイアプリ登録で連携したアカウントが設定されています。
    複数のアカウントと連携している場合には、このフローで用いるアカウントをプルダウンから選択してください。
  3. アクションを確認して、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」をプルダウンの「5分・10分・15分・30分・60分」から選択。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、メッセージ受信時により早くフォルダ作成が行えるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なるためご注意ください。
    参考:ポーリングトリガーの仕組みについて
  1. 新規メッセージを検知したい会話の「Conversation Id」を設定。
    IdはFrontの対象Conversationから取得できます。
  1. 設定を終えたら、Frontの指定したConversationでテスト用のメッセージを送信してください。
    ※ テスト用メッセージの例
  1. フローボットで「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に最新メッセージの情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで動的な値(フローが稼働する度に更新される値)として使用可能です。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用に送信したメッセージが取得されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。
    トリガーの設定が完了し、アクション選択画面に戻ります。

ステップ4:コンテンツの検索

次は、重複してフォルダが作成されないように、既存のフォルダを検索しましょう。

  1. Boxの「特定フォルダ内のコンテンツを検索」をクリック。
  1. 「タイトル」を任意で変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「対象項目」を「ファイル」「フォルダ」「ウェブリンク」から選択。
    ここで選択したコンテンツが検索対象になるため、フォルダを選択しましょう。
  2. 「検索対象フォルダのコンテンツID」に検索をかけるフォルダのコンテンツIDを設定。
    コンテンツIDはBoxのフォルダURL(folder/コンテンツID)から取得できます。
  3. 「検索キーワード」に設定したキーワードを含むコンテンツを検索します。
    デフォルトの項目を削除してしまった場合には、入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューの「Message IDs」を選択してください。
  1. 設定を終えたら「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、設定した条件に一致するコンテンツが「取得した値」に追加されます。
    ※ 一致するコンテンツがない場合には「取得した値」は空になります。
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ5:分岐条件の設定

一致するコンテンツの有無によって処理を分岐するための設定を行います。

※「分岐する」オペレーションは、ミニプラン以上でご利用いただけます。
フリープランで利用するとエラーになってしまうのでご注意ください。
ミニプランなどの有料プランは2週間の無料トライアルが可能です。
無料トライアル中は他のプランでは制限されているアプリや機能も自由にお試しいただけますので、ぜひ活用してみてください!

  1. 分岐の「コマンドオペレーション」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  1. 「オペレーション」には分岐の対象となる値を取得したオペレーションを設定し、「取得した値」には分岐の対象となる値を設定。
    ここでは、前のステップで取得した「コンテンツID」を分岐対象とし、その有無をチェックしています。
  1. 「コンテンツID」が「空かどうか」という分岐条件を設定することで、重複判別を行います。
  1. 設定を終えたら「保存する」をクリック。
    アクション選択画面の分岐条件が設定通りであることを確認し、次の設定に進みましょう。

ステップ6:作成するフォルダの設定

それでは、Frontから取得したメッセージ情報を用いてBoxにフォルダを作成しましょう。

  1. Boxの「フォルダを作成」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「フォルダ名」に任意のフォルダ名を設定。
    入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューから、フォルダ名に用いる項目を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 追加された値}}という形で追加されます。
    ※ この動的な値を使用せずに固定テキストで設定してしまうと、フローが稼働する度に同じフォルダが作成されてしまうためご注意ください。
  1. 「親フォルダのコンテンツID」にはフォルダの作成先を設定。
    コンテンツの検索時に設定した親フォルダのコンテンツIDと一致させましょう。
  2. 「テスト」をクリック。
    指定した親フォルダに新しいフォルダが作成されます。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に作成したフォルダのコンテンツIDが追加されます。
  1. Boxの指定フォルダも確認しましょう。
  1. 期待通りにフォルダが作成されていれば、フローボットの「保存する」をクリックしてください。

ステップ7:フロー稼働の準備

アクション選択画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、アクション選択画面のトリガースイッチをクリックしてください。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Frontの指定した会話でメッセージを送信し、その情報を基にしたフォルダが作成されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

BoxのデータをFrontに連携したい場合

今回はFrontからBoxへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にBoxからFrontへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

Boxにファイルがアップロードされたら、Frontにコメントを追加する

Boxの指定フォルダに新しいファイルがアップロードされたことをトリガーとして、関連するFrontの会話スレッドに自動で通知コメントを追加する連携です。

<span class="mark-yellow">チームメンバーがファイルの追加にすぐ気付けるようになることで、重要な情報の確認漏れや対応の遅れを防止できます</span>

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Boxにファイルがアップロードされたら、OCRしFrontにコメントを追加する

Boxにアップロードされた請求書や契約書などの画像・PDFファイルの内容をOCR機能で自動的にテキスト抽出し、その内容をFrontの会話スレッドにコメントとして追加します。

ファイルを開かなくても<span class="mark-yellow">Front上で概要を素早く把握できるため、内容確認の時間を短縮し、業務のスピードと正確性を向上</span>させられるでしょう。

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FrontやBoxを使ったその他の自動化例

今回ご紹介した連携以外でも、FrontやBoxのAPIを活用してさまざまな業務を自動化することが可能です。

もし気になるものがあれば、こちらも試してみてください!

Frontを使った便利な自動化例

顧客対応ツールやコミュニケーションツールでの新しいメッセージをトリガーに、Google カレンダーやGoogle スプレッドシートに自動で予定を追加したり、データを整理できます。

特に営業やカスタマーサポートのチームにとって、手動でのデータ入力作業を削減し、効率よくスケジュール管理や顧客対応ができる点が大きなメリットです。

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Boxを使った便利な自動化例

Boxにファイルがアップロードされると、そのファイルをMicrosoft Teamsに自動で送信する設定が可能です。
さらに、ファイルをOneDriveにも連携させることで、複数のストレージサービス間でのファイル共有を効率化できます。

また、DocuSignの証明書をBoxに格納するなど、クラウドストレージの一元管理をしたい方におすすめです。

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まとめ

FrontとBoxの連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">Frontでの顧客対応とBoxでのファイル管理にまつわるデータ転記やフォルダ作成の手間を削減し、ヒューマンエラーを防ぐことができます。</span>

担当者は情報の散在や伝達漏れといった問題から解放され、顧客対応などのコア業務に集中できる環境を整えられるでしょう。

今回ご紹介したような自動化は、ノーコードツール「Yoom」を活用することで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、こちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

よくあるご質問

Q:フォルダ名を顧客名や件名にできますか?

A:Frontから取得した値はどれもフォルダ名に使用することができます。
また、固定テキストや動的な日付とも組み合わせることが可能です。
「Front対応_{{今日の日付}}_{{会話タイトル}}」などのフォルダ名にすることで、より視認性の高いフォルダ管理を実現できるでしょう。

Q:複数の会話や受信箱をまとめて監視できますか?

A:Frontのトリガーでは複数の会話をまとめて監視することはできません。
複数の会話を監視するのであれば、スケジュールトリガーとFrontの「Search Conversations」などを組み合わせることで、定期的に複数の会話を取得する流れを構築できます。
参考:スケジュールトリガーの設定方法

Q:連携が失敗した場合の通知や再実行は可能ですか?

A:作成したフローボットでエラーが発生した場合、Yoomアカウントを登録したメールアドレス宛てに通知が送信されます。
通知に記載されているURLからエラー内容を確認し、フローの停止や再実行といった対応を行ってください。
また、フローの修正を行う際にはYoomのヘルプセンターでエラー内容の検索をかけてみることをおすすめします。
参考:エラー時の対応方法について

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
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この記事を書いた人
Kumiko Tsukamoto
SaaS連携ツール「Yoom」を活用した業務自動化に関する記事を執筆するWebライター。ITパスポート資格保有者で、元システムエンジニア。Excelへの手入力による勤怠管理や領収書のデータ化といった反復作業に日々直面した経験から、SaaSツールを活用した業務効率化に興味を抱く。現在は、手作業に悩む担当者に向けて、Yoomの自動化機能を用いた業務フロー改善のTipsを発信している。
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