Bitrix24とYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-16

【Bitrix24 API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

s.nakazawa

Bitrix24をCRMやプロジェクト管理ツールとして活用し、顧客情報や案件の進捗を管理しているものの、他のSaaSとのデータ連携を手作業で行っている方も多いのではないでしょうか。
APIを活用すれば自動化できると分かっていても、「プログラミングの知識が必要なのでは…」と、特に社内にエンジニアがいない環境では導入のハードルを高く感じてしまいますよね。
手作業でのデータ入力や共有を続けていると、入力ミスが発生したり、重要な定型業務に時間を取られてしまったりと、様々な課題に繋がります。

そこで本記事では、Bitrix24 APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても様々なアプリとBitrix24を連携させる具体的な方法</span>までを分かりやすくご紹介します。

営業活動やマーケティングにおける情報共有を効率化する連携フローを、実際の画面イメージに沿ってステップごとに解説します!
「エンジニアに頼らず、自分たちの手でBitrix24を使った業務を自動化したい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くBitrix24のAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Bitrix24 APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。

今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Bitrix24 APIとは

Bitrix24 APIはBitrix24と外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Bitrix24を使った業務フローを自動化できるインターフェースです。

APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Bitrix24 APIの場合は「Bitrix24」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。
また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Bitrix24 APIでできること

Bitrix24 APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにBitrix24 APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

新しいコンタクトの登録をトリガーにする

Bitrix24 APIを活用し、新しいコンタクトが登録されたことを起点としてフローを自動で開始させることができます。
例えば担当部署のSlackチャンネルに自動通知を飛ばすといった連携が可能です。
これにより、新規顧客へのスムーズなアプローチや、担当者への情報の共有漏れを防ぐことが可能になります。

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新しい取引の登録をトリガーにする

Bitrix24に新しい取引(ディール)が登録されたタイミングで、関連部署への通知や別ツールへのデータ登録などを自動化できます。
このアクションをフローの起点として設定することで、案件発生時の情報共有をスムーズにするため、営業プロセス全体のスピードアップを図りたいときにおすすめです。

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コンタクトを自動で作成する

HubSpotなどのマーケティングツールで獲得したリード情報を、Bitrix24にコンタクトとして自動で作成する自動化も実現できます。
手動でのデータ移行作業がなくなるため、入力ミスを防ぎながら、マーケティングからセールスへシームレスなリードの受け渡しが実現するはずです。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • リードを作成する
  • リード情報を取得する
  • リードを削除する
  • リード情報を更新する
  • 取引を作成する
  • 取引情報を取得する
  • 取引を削除する
  • 商品アイテムを作成する
  • 取引情報を更新する
  • 商品アイテムを取得する
  • 商品アイテムを更新する
  • 商品アイテムを削除する
  • 商品アイテムを検索する
  • コンタクトを削除する
  • コンタクト情報を取得する
  • コンタクトを検索する
  • コンタクト情報を更新する

■フローの起点となるアクション(トリガーアクション)

  • 取引情報が更新されたら
  • コンタクト情報が更新されたら
  • 新しいリードが登録されたら
  • リード情報が更新されたら

Bitrix24 APIの利用料金と注意点

Bitrix24のAPI(REST API)やWebhookは、<span class="mark-yellow">主に商用プラン(Basicプラン以上)で利用可能</span>です。

以前は無料プランでも一部機能が利用できましたが、2021年1月以降の仕様変更により、API連携を本格的に活用するには商用プランへのアップグレードが必要になりました。

Bitrix24 APIを利用する際には、以下の点にご注意ください。

  • プランによる利用制限:API、Webhook、Bitrix24.Marketで提供されるアプリの利用は、Basic、Standard、Professional、Enterpriseといった商用プランに限定されています。無料プランではこれらの機能が利用できないため、自動化を検討する際はまず利用中のプランを確認しましょう。
  • APIのリクエスト制限:Bitrix24のAPIには、1秒あたり2リクエストまでというレート制限が設けられています。短時間に大量のデータを処理するようなフローを構築する場合、この制限を超えないように設計する必要があります。
  • 機能の制限:無料プランでは、タスクやCRMアイテムの件数が1,000件を超えると検索機能に制限がかかるなど、API連携以外の部分でも機能的な制約が存在します。

※詳細はBitrix24のサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月15日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートを利用し、Bitrix24 APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Bitrix24 APIとの連携方法

はじめにBitrix24 APIとYoomを連携する方法を紹介します。
まず、メニューのマイアプリを選択し、「新規接続」をクリックしましょう。

アプリ一覧画面でBitrix24を検索して選択します。

Application IDとApplication key、ドメインを入力し、「追加」をクリックすると連携が完了です。

今回は「Bitrix24でコンタクトが登録されたら、Slackに通知する」という実際のフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • Slackをマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Bitrix24のトリガー設定およびSlackのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:SlackとYoomの連携

Slackも先程のBitrix24と同様、アプリ一覧から検索して選択しましょう。
以下の画面が表示されたら、連携したいワークスペースを入力して「続行する」をクリックします。

続いて、アカウントにサインインします。

最後に、メッセージを投稿したいチャンネルを設定し、「許可する」をクリックすると、連携が完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

ここからフローを作っていきます!
簡単に設定できるようテンプレートを利用しているので、まずはこちらをコピーしましょう。

[[222332]]

コピーが成功すると、以下の画面が表示されるので「OK」をクリックします。

これで、マイプロジェクトにテンプレートがコピーされました。

ステップ3:Bitrix24のトリガー設定

それでは、Bitrix24の設定から始めます。
上側の赤枠をクリックしてください。

タイトルは、変更することもできます。わかりやすいように任意で設定してください。
アカウント情報を確認し、アクションはそのまま、「次へ」をクリック。

トリガーの起動間隔を設定したら、Bitrix24でテスト用にコンタクト(連絡先)を作成します。
作成したらYoomに戻り、テストを行いましょう。

  • ここで設定した時間間隔ごとに1度、コンタクトが作成されたかを確認します。
  • トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかを設定できます。
  • 利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なりますが、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にすることがおすすめです。

テストが成功すると、Bitrix24に登録したコンタクト情報が取得されるので、保存してください。

  • 取得した値(アウトプット)は以降の設定で利用できます。
  • Bitrix24でコンタクト(連絡先)を作成する時に空欄だった項目は、取得した値に項目名のみ表示されます。

ステップ4:Slackに通知する設定

最後に、Slackに通知する設定を行います。
下側の赤枠をクリックしてください。

タイトルは、変更することもできます。わかりやすいように任意で設定してください。
アカウント情報を確認し、アクションはそのまま、「次へ」をクリック。

メッセージを通知するチャンネルを候補から設定します。

Slackに通知するメッセージを設定してください。
Bitrix24のコンタクト情報を設定する場合は、取得した値から選択します。
これにより、コンタクトごとに変わる内容を動的にメッセージへ反映させることができます。

設定が済んだらテストを行いましょう。

テストが成功すると、Slackにメッセージが送信されるので確認してください。

問題がなければ、Yoomに戻り設定を保存します。

最後に、トリガーをONにすれば、全ての設定が完了です。

Bitrix24 APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。

普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Bitrix24を使った業務フローを自動化しましょう!

1. Bitrix24からのリード・コンタクト情報通知とデータ同期

Bitrix24でコンタクトやリードが登録されたら、Microsoft TeamsやSlackなどのメッセージツールへ自動で通知できます。これにより、見込み客や顧客の動きをリアルタイムでチーム全体に共有し、情報共有と次のアクションへの連携をスムーズにします。

[[194086,194085]]

Bitrix24に登録されたコンタクト情報をHubSpotに同期したり、リード情報をMailchimpに同期したりできます。これにより、CRMやMAツール間でのデータ連携を自動化し、手動での情報転記の手間を省き、マーケティング・営業活動の一貫性を保ちます。

[[194081,194080]]

2. 外部サービスからのBitrix24へのリード・コンタクト情報自動登録・更新

Googleフォーム、Typeform、Jotform、Zoho Forms、Tallyなどの各種フォームで回答が送信されたら、その情報を自動でBitrix24にコンタクト、リード、Deal、またはProduction Itemとして作成・更新できます。これにより、多様なチャネルからの見込み客や顧客情報をBitrix24に集約し、手動入力の手間を削減して営業・マーケティング活動の効率を向上させます。

[[179296,179324,179337,179349,179465]]

Meta広告(Facebook)でリードが登録されたり、Zoomウェビナーの参加者が追加されたりしたら、その情報を自動でBitrix24にコンタクトとして追加できます。これにより、広告やイベントで獲得した見込み客情報を迅速にBitrix24に連携させ、次の営業アクションへとつなげます。

[[194088,194089]]

まとめ

Bitrix24のAPI連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた新規コンタクトや取引情報の共有業務などが自動化され、作業手間の大幅な削減やヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>また、担当者が繰り返し行っていた定型業務から解放されることで、顧客への提案や関係構築といった、本来注力すべきコア業務に集中できる環境を整えることに繋がります。

今回ご紹介したような業務の自動化は、ノーコードツールの「Yoom」を活用すれば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に実現できます。もしBitrix24を起点とした業務の自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomがもたらす業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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