2024/12/15
アプリ同士の連携方法

Googleフォーム・Dify・Slackを連携して、Googleフォームで送信されたお問い合わせに対する回答内容をDifyで作成し、Slackに通知する方法

s.miyamoto
Googleフォーム・Dify・Slackの連携イメージ

目次

顧客対応の効率化で時間コストを削減しませんか?
Googleフォーム、Dify、Slackを連携することで、問い合わせ対応の効率化と自動化を実現します。
本記事では、Googleフォームで受け取った問い合わせをDifyで自動的に回答し、その内容をSlackに通知する方法を解説します。
これにより、手動での転記作業を省き、素早く正確な顧客対応をサポートします。
プログラミングなど難しいスキルは不要で手軽に導入できますので、ぜひお試しください。

こんな方におすすめ

  • Googleフォームを利用しているが、送信内容の転記作業に手間を感じているカスタマーサポートチーム
  • Slackの通知機能を利用して、情報共有を効率化したいチームリーダー
  • 顧客対応業務の自動化や効率化を目指している品質管理部門
  • Googleフォーム、Dify、Slackを使用しており、それらを連携して業務効率をより向上させたい方

Googleフォーム・Dify・Slackの連携メリットと具体例

メリット1. 業務効率化と作業負担の軽減

Googleフォームでのお問い合わせを手動で処理するのは時間がかかり、スタッフの負担も大きくなります。
そこで、DifyとSlackを活用した自動化を導入すると、Googleフォームからお問い合わせがあった際に、Difyで回答内容が自動的に作成され、それぞれの内容が自動的にSlackに通知される仕組みが整います。
これによって手動でフォームを確認したり、情報を転記する手間を省くことができるため、スムーズな顧客対応が期待できます。
特に多くの問い合わせを受ける企業では、自動化による作業効率の効果をより体感することができるかもしれません。

メリット2. 素早い通知による対応速度の向上

お問い合わせ対応は、素早く的確に対応することが顧客満足度を高めるコツとされていますが、アプリ連携を活用することで、より効果的な顧客対応が実現できるかもしれません。
具体的には、お問い合わせが送信された際、Slackに素早く通知され、担当者がスムーズに確認・対応することができます。また、Difyによる回答内容は、人の手によってより的確な回答に変更することも可能です。
これにより、お問い合わせに対するスピードと正確性を向上させる効果が期待できます。
特に、競争が激しい業界では、このスピード感が差別化要因となり、顧客からの信頼を獲得する大きな要素になると予想されます。

メリット3. ヒューマンエラーの防止

問い合わせ対応を手動で行う際、どうしても誤入力や伝達ミスが発生する可能性があります。
特に、お問い合わせが大量に来る繁忙期にヒューマンエラーのリスクは増大すると予想されます。
しかし、GoogleフォームとDify、Slackを組み合わせた自動化によって、質問内容の転記や通知、そして回答内容を1から作成する手間が省くことができます。
これにより、誤って情報を入力したり、伝達が漏れたりするリスクの減少が期待できます。
また、複雑な内容の問い合わせにおいても、Difyを通して内容を分析するため対応担当者が間違った解釈をするリスクを減らすことができるでしょう。
結果として、ミスの少ない対応をサポートします。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Googleフォーム・Dify・Slackを連携して、Googleフォームで送信されたお問い合わせに対する回答内容をDifyで作成し、Slackに通知する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Googleフォーム・Dify・Slackを連携して、Googleフォームで送信されたお問い合わせに対する回答内容をDifyで作成し、Slackに通知する方法

Googleフォームに回答されたことをGoogleフォームのAPIを利用して受け取り、Difyの提供するAPIを用いて、お問い合わせ内容に対する回答内容をDifyで作成することで実現可能です。
また、Slackが提供するAPIを用いることで、お問い合わせ内容と回答内容をSlackに通知することもできます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • GoogleフォームとDify、Slackをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Googleフォームでトリガーを設定し、DifyとSlackでアクションを設定する
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

Yoomに登録している方はログインし、未登録の方は無料登録後に設定を進めてください

ステップ1. Googleフォーム・Dify・Slackをマイアプリ連携

まず、Googleフォーム、Dify、Microsoft Teamsをマイアプリに連携します。
Yoomにログインしたら、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」から設定を進めましょう。

Googleフォームを検索し、クリックしてください。

その後「Sign in with Google」からサインインしてください。

サインイン後、「Yoom が Google アカウントへのアクセスを求めています」と表示されるので、「続行」を押してください。

続いてDifyを検索し、クリックしてください。

※Difyのマイアプリ連携方法はこちらをご参照ください。

「アカウント名」は任意の名称を設定しましょう。
「アクセストークン」はDifyで発行したAPIキーを入力してください。
入力後に「追加」をクリックすると、マイアプリ連携が完了します。

続いてSlackを検索しクリックしてください。

次の画面でSlackのワークスペースURLを入力し、「続行する」をクリックしてください。

続いてSlackにサインインしてください。


次の画面で投稿先のチャンネルを指定し、「許可する」をクリックしてください。
これでマイアプリ連携が完了です。

次にフローボットのテンプレートを利用して設定を進めましょう。
Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。

「テンプレートがコピーされました!」と表示されるので、「OK」をクリックしてコピーを完了してください。

ステップ2. Googleフォームのトリガーを設定

次に、Googleフォームのトリガーを設定します。
「フォームに回答が送信されたら」をクリックしてください。

次に、「Googleフォームと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に編集できますが、トリガーアクションはそのままで、「次へ」をクリックしてください。


「トリガーの起動間隔」を、5分、10分、15分、30分、60分から選択してください。
なお、プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
「フォームID」は、注釈を参考にして該当のフォームURLから取得し入力しましょう。
※Googleフォームをトリガーとして使用した際の回答内容を取得する方法はこちらを参照ください。

全て入力し終えたら、指定したフォームでテスト用の回答を送信してから「テスト」をクリックしてください。

回答情報がアウトプットに表示されていることを確認し「保存する」をクリックしてください。

ステップ3. Difyのアクションを設定

続いて、Difyのアクションを設定します。
「チャットメッセージを送信」をクリックしてください。

先ほどと同様に、タイトルの任意編集とアカウント情報の確認を行い、アクションは変更せず「次へ」をクリックしましょう。

Difyに送信するメッセージ内容を設定します。
Difyは送信されたメッセージを基に回答内容を生成するため、「お問い合わせ内容」を含むメッセージを「query」に入力しましょう。
「お問い合わせ内容」は、欄をクリックすると表示される候補から選択できます。
「user」は注釈の通り半角英数字の値(任意の識別子)を入力してください。

全て設定し終えたら「テスト」をクリックし、アウトプット内容を確認して「保存する」をクリックしてください。

ステップ4. Slackのアクションを設定‍

次に、LINE WORKSのアクションを設定します。
「チャンネルにメッセージを送る」をクリックしてください。

こちらも今までと同様にタイトルの任意編集とアカウント情報の確認を行い「次へ」をクリックしてください。

次に、Slackの接続とメッセージ内容を設定します。
「投稿先のチャンネルID」は、Slackから取得し入力してください。
「メッセージ」は任意編集が可能で、欄をクリックすると、GoogleフォームまたはDifyから取得した情報を引用できます。
今回は画像のように「お問い合わせ内容」と「返答内容」を含むメッセージを作成しました。
各項目が設定できたら「テスト」をクリックしましょう。
Slackにメッセージが送信されたことを確認できたら「保存する」をクリックしてください。

「トリガーをON」をクリックし、フロー稼働の準備が完了です。
これでGoogleフォームでお問い合わせがあったら、自動的に回答内容をDifyで作成してSlackに通知されます。

Difyを使ったその他の自動化例

1. Slackでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答する

Slackにメッセージが投稿されると、Difyのチャットボットが自動的に回答を生成し、素早く返信します。これにより、手動での対応が不要になり、Slack上で顧客からの問い合わせに対して、効率的な対応が期待できます。

2. LINE WORKSでメッセージが投稿されたら、Difyのチャットボットで自動生成し返答する

LINE WORKSにメッセージが投稿されると、Difyのチャットボットが自動的に回答を生成し、返信します。この仕組みにより、従業員からの質問対応が効率化し、重要な業務にリソースを割きやすくなるでしょう。

3. HubSpotでお問い合わせが発生したら、回答内容をDifyで作成してMicrosoft Teamsに通知する

HubSpotで問い合わせが発生すると、Difyが自動的に回答内容を生成し、その情報がMicrosoft Teamsに通知されます。これにより、チームが素早く問い合わせと回答内容を確認でき、次のアクションをスピーディーに行えるようサポートします。

まとめ

Googleフォーム、Dify、Slackの連携により、問い合わせ対応の自動化と効率化が実現できます。
アプリ連携によって、手動での転記作業を省き、顧客対応における素早く正確な対応をサポートします。
多くの問い合わせを受ける企業や、迅速な対応が求められる業界では、この連携が大きな効果を発揮すると予想されます。

Yoomのアプリ連携はプログラミング不要で手軽に導入できます。ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
s.miyamoto
外資企業のカスタマーサクセス業界にて約5年の経験があります。 オペレーターや管理職など、さまざまな立場から培った現場の課題点を元に、日々お役立ちコンテンツを発信していきます。 Yoomを活用し、顧客体験を向上するヒントなど、現場で活かせるコンテンツを皆様にお届けしていきます!
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