2024/09/06
アプリ同士の連携方法

マネーフォワード ケッサイの請求情報をMicrosoft Excelに自動で追加!データの一元化で情報共有がスムーズに

k.hieda

目次

リモートワークの普及や業務スタイルの多様化に伴い、企業は効率的な業務遂行を求められています。とりわけ、営業や経理など数値を扱う部門では、データの正確性と迅速な処理が求められます。これまで、マネーフォワード ケッサイとExcel間でのデータ転記を、手作業で行っている企業は、<span class="mark-yellow">ヒューマンエラーのリスクや時間的なロスが課題となっていたようです。</span>そこでYoomでは「マネーフォワード ケッサイの翌日以降の請求一覧をMicrosoft Excelに追加する」フローボットを作成しました。この自動化を取り入れると、こうした課題を解決できそうです。

本記事では、導入の具体的なメリットと、プログラミングを使わずに連携する方法をご紹介します。ぜひ最後までお読みください。

マネーフォワード ケッサイの翌日以降の請求一覧をMicrosoft Excelに追加する自動化のメリット2選

マネーフォワード ケッサイの請求情報をExcelに自動連携することで、正確な情報がタイムリーに共有できます。今回は、営業担当者と経営者の視点から得られるメリットを考察しました。

メリット1 データの正確性を向上させ、戦略的な業務に集中できる

マネーフォワード ケッサイの請求データをExcelに自動連携することで、<span class="mark-yellow">煩雑な転記作業を軽減できます。</span>正確なデータが転記されるため、ダブルチェックの時間が不要になり、結果的に決算処理や予実管理など、より戦略的な業務に集中する時間を確保しやすくなります。

メリット2 プロジェクトの進捗を可視化し、円滑な情報共有を実現させる

Excelに自動で連携された請求データをもとに、プロジェクトごとの売上やコストを可視化できます。このため、プロジェクトの進捗状況をオンタイムで把握し、効率的な管理が可能になります。そして、Excelはチームメンバー全員がアクセスできる共有ファイルとして活用できます。<span class="mark-yellow">プロジェクトに関わる全てのメンバーへ、最新の請求状況を共有できるため、円滑な情報共有の実現が可能になります。</span>

[Yoomとは]

ここから「マネーフォワード ケッサイの翌日以降の請求一覧をMicrosoft Excelに追加する」自動化を、<span class="mark-yellow">Yoomのテンプレートを使いノーコードでできる作り方</span>を解説します。

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マネーフォワード ケッサイとExcelの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

マネーフォワード ケッサイ

  • ログイン情報(マネーフォワード ケッサイの操作に使います)
  • アクセストークン(マネーフォワード ケッサイ上で取得できるAPIキー)
    • マネーフォワード ケッサイの管理画面の左側にあるメニュー一覧内から、アカウント名をクリック!開発者向けにカーソルを合わせると、「APIキー」が表示されるのでクリックします。
  • APIキー発行ページに遷移します。右上の「新規発行」をクリックでAPIキーの発行ができます。
  • APiキーをコピーしておいてくださいね。
  • 今回はテスト用の請求情報も登録しておきました。

Excel

Excelとの連携は、SharePointかOneDriveといったクラウドサービスを使って行います。

  • Microsoft365のログイン情報
  • 今回はSharePointを使った方法のご紹介のため、SharePointのテスト環境をご用意ください。
    • サイトの作成
    • レコードを追加するExcelのアップロード 表は1行目をヘッダと認識するため1行目の列に項目を作ってください。
      ※項目にはユニークキーを挿入してください。もし同じ値がある場合は、値に連番をふるなど、システムがどの値か判別しやすくすることがポイントです。

ステップ1 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

Yoomへご登録後、こちらのバナーをクリック!Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。

赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

ステップ2 スケジュールトリガー「毎月1日の10:00に起動」

プロセスの1番目をクリックします。こちらはあらかじめ設定をしているため、設定完了アイコンがついていますが、中身を見ていきましょう。

(1/1)実行時間の指定

  • タイトル:毎月1日の10:00に起動
  • スケジュール設定:任意の設定に変更できます。Cron設定を使うと、よりカスタマイズ性が高い設定ができます。

→保存するをクリック

ステップ3 アプリと連携する「明日以降の請求一覧を取得」

プロセスの2番目をクリック!ここではマネーフォワード ケッサイの連携設定と請求情報を取得する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • 実行アクション

マネーフォワード ケッサイと連携するアカウント情報は、設定が必要です。
プルダウンをクリックし、「+連携アカウントを追加」をクリック。こちらの画面がポップアップされます。

  • アカウント名:任意の名称(メールアドレスなど)
  • アクセストークン:事前準備で取得しておいたAPIキーをペースト
  • 追加を押下し、連携完了

→次へをクリック

(1/2)API接続設定

  • 請求書発行日(開始):あらかじめ設定されている値は「明日以降」です。
  • 請求書発行日(終了):月毎にシートをわける場合は、月末に設定します。

編集欄をクリックで日付の候補が表示されるので、該当の項目を選んで引用します。フローボットが認識でいる形式が決まっているため、必ず「YYYY-MM-DD」という形式を選んでください。

  • 未入金の選択
    • 未入金かそれ以外から設定します。請求日を過ぎても入金が確認できない項目が「未入金」に該当します。
    • 今回は「入金待ち」も該当するので、「選択なし」のままにしました。
  • Sandboxへの切り替え
    • 「Sandbox環境へ切り替える」を選択します。

→テストをクリック! →成功 アウトプットにはこちらの項目が抽出されました。

→保存するをクリック!

ステップ4 繰り返し処理

プロセスの3番目をクリック!こちらもは設定済みのマークになっていますが、次のオペレーションで使う設定を行います。

◆繰り返し処理とは…

以降のオペレーション(今回はExcelへのレコードを追記する)を「繰り返し対象のアウトプット」に設定した値に応じて順番に実行することができます。

>もっと詳しく!「同じ処理を繰り返す」の設定方法

今回は、マネーフォワード ケッサイからのアウトプットを追加して紐づけていきます。

追加するアウトプットのオペレーションは「明日以降の請求一覧を取得」の一択です。

アウトプットは9項目あるので、繰り返し対象のアウトプットが全部で9項目になります。

→保存するをクリック!

ステップ5 データベースを操作する「レコードを追加する」

プロセスの4番目をクリック!ここではExcelとの連携設定と、情報を追加するシートの紐付け作業を行います。

(1/2)データベースの連携

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • 実行アクション

Excelと連携するアカウント情報は、設定が必要です。

  • +連携アカウントを追加 をクリック。Microsoft365のログイン画面に切り替わります。

連携ができたら、同画面下にあるデータベースの連携に進みます。

‍デフォルトでは、ファイルの保存場所がOneDriveになっています。今回はSharePointを使うため、SharePointに切り替えたら、こちらの表示になります。

  • サイトID
    • 編集欄をクリックすると、候補のシートがピックアップされます。該当のサイトを選択すると、IDが引用されます。
  • ファイル名(任意)
    • 任意のファイル名を入力します。
  • アイテムID
    • 編集欄をクリックすると、候補のアイテム名がピックアップされます。該当のアイテムを選択すると、IDが引用されます。
  • シート名
    • 編集欄をクリックすると、候補のシート名がピックアップされます。該当のシート名を選択すると、IDが引用されます。
  • テーブル範囲
    • 「A1:G30」という形式で設定してください。今回はA〜Hがテーブル範囲のためA1:Hと入力しました。

→次へをクリック!

(2/2)データベース操作の詳細設定

レコードを追加するシートの項目にマネーフォワード ケッサイで抽出されたアウトプットを紐づけていきます。

連携したシートのヘッダが抽出されます。今回はマネーフォワード ケッサイのアウトプットの内容に合わせてヘッダを作ったので同じ項目が表示されています。それぞれ編集欄をクリックし、同じ処理を繰り返すで抽出したアウトプットを引用していきます。

支払い期限には、「繰り返し処理」のアウトプット(支払い期限の一覧のループ変数)をクリック!
この操作で引用する項目が埋め込まれます。全ての項目に該当するアウトプットを埋め込んでください。

→テストをクリック →成功

→保存するをクリック!今回の設定はここまでです。

ステップ6 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にすると、設定完了です。

こちらで連携作業は完了です!<span class="mark-yellow">プログラミングを習得していない私でも、テンプレートの使用で短時間で自動化を実現できました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

もっと活用!マネーフォワード ケッサイとExcelを使った他の自動化3選

マネーフォワード ケッサイとExcelは、他にもたくさんテンプレートをご用意しています。

1. 請求書発行完了、もう見逃さない!

請求書が発行されると、すぐにSlackでお知らせ。手作業は一切不要です。チームへの情報共有もスムーズに行えます。

2. 請求書発行、スマホで即確認!

未入金の請求書データを、Excelに自動で取り込みます。手作業での転記は不要になり、ミスを防ぎます。

3. 未入金請求、Excelで管理!

未入金管理、もう手作業は古い!マネーフォワード ケッサイとGoogle スプレッドシートを連携すれば、未入金情報を自動で反映。入力ミスも削減し、時間を有効活用。

まとめ

本記事では、マネーフォワード ケッサイの翌日以降の請求一覧をMicrosoft Excelに追加する自動化をプログラミングを使わないやり方を解説しました。この自動化を活用すると、業務効率を大きくアップさせられます。経理担当者の方は、転記作業の負担を軽減し、より戦略的な業務に集中できます。プロジェクト管理進行担当者の方は、プロジェクトの進捗を可視化し、効率的なプロジェクト管理を実現できるでしょう。

<span class="mark-yellow">Yoomのフローボットを使えば、プログラミングが苦手でも今日から自動化に取り組めます。</span>ぜひ自動化を取り入れて、業務効率化のアップデートにお役立てくださいね。

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では、また〜!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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マネーフォワード ケッサイ
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