2024/10/09
アプリ同士の連携方法

マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelを連携して与信枠審査完了後の業務を自動化

m.i

目次

ビジネスを効率的に進めるために、多くの企業が業務のデジタル化を推進しています。
マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelで与信について管理している場合、審査が完了するたびに結果を転記する作業は手間ではありませんか?
そのような悩みを解決するのが、マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelの連携です。
この記事では、与信枠審査情報を自動でMicrosoft Excelに転記する方法とそのメリットを詳しく解説します。

マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelを連携するメリット

メリット1: 手動作業の負荷を軽減し、正確なデータを展開できる

手動でMicrosoft Excelに与信枠の情報を入力していると、入力間違いなどのヒューマンエラーが発生するリスクがあります。
しかし、このフローを利用すれば審査結果がMicrosoft Excelに自動で反映するようになるので、入力の手間が省けます。
一度設定すれば正確な情報が自動で更新されるため、確認や修正の手間も省けます。

メリット2: 複数チーム間での情報共有が円滑化

与信枠審査結果がMicrosoft Excelにリアルタイムに反映されることで、各チームが常に最新のデータにアクセスできるようになります。
例えば、各部門が個別にデータを管理する場合、手動での共有が必要となるため、データが展開されるまでに遅延が発生する可能性があります。
しかし、この自動化を利用することで、そうした遅延リスクの軽減が期待できます。
さらに、クラウドベースのMicrosoft Excelを使用することで、リモートワークでも情報を確認できます。
結果として、チーム間での情報共有がスムーズになり、業務全体の効率が向上するでしょう。

[Yoomとは]

マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelの連携フローの作り方

ここまでメリットを紹介してきました。
それでは早速、Yoomを使って今回使用するアプリを連携していきましょう!
マイアプリ登録が完了したら、「マネーフォワード ケッサイで与信枠審査が完了したらMicrosoft Excelに追加する」フローボットを作成していきます。

ステップ1:マイアプリ連携

マイアプリ連携を先にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
まず、使用しているマネーフォワード ケッサイとYoomを連携させましょう。
Yoomページの左側からマイアプリ→新規接続を選択します。


マネーフォワード ケッサイと検索してください。

  • アクセストークン:こちらを参考に入力をお願いします。

続いて、Microsoft Excelを連携します。
サインイン画面が出たら、メールアドレス・パスワードを入力します。
※Microsoft 365(旧Office 365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

2つのアプリがマイアプリに連携されたらOKです。

ステップ2:トリガーやアクションを設定

今回はこちらのテンプレートを使用します。
テンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックしてください。
Yoomをお使いの方はログインし、初めての方は会員登録をしましょう。
次に進むと、ご自身のワークスペースにテンプレートが自動的にコピーされます。
テンプレート名は、必要に応じて変更できます。
左側のマイプロジェクトをクリックすると先ほどコピーしたテンプレートが出てきます。
右側の三点リーダー(...)をクリックし、編集するを選択します。

今回は、以下の3ステップです。
一緒に設定していきましょう!

用意するもの

マネーフォワード ケッサイの与信枠情報を転記するMicrosoft Excelのシート。
以下のようにヘッダーを設定しました。
(ヘッダーは、後のフロー設定画面で取得できるアウトプットを参考にしています。)

マネーフォワード ケッサイでは、以下のようなテスト審査をしておきましょう。

では、アプリトリガーを設定していきましょう。
与信枠審査が完了したら」を選択します。
タイトルはわかりやすいように変更できます。
連携するアカウント情報を確認してください。
トリガーアクションはそのままで、次に進みましょう。
以下の画面でアプリトリガーのWebhookイベント受信設定をする必要があるので、こちらの記事を参考に設定してください。

マネーフォワード ケッサイ側では進んでいくと、以下の画面が出てきます。
与信枠審査にチェックを入れてエンドポイント追加をお願いします。

フローボットの設定に戻り、テストしてアウトプットに情報が反映されていたら保存しましょう。
続いて「顧客情報の取得」をクリック。
顧客IDは以下のように、アウトプットから選択しましょう。

Sandbox環境への切り替えは任意です。

こちらもテストして問題なければ保存しましょう。
続いて「レコードを追加する」をクリック。
こちらも、連携するアカウント情報を確認します。
アクションはそのままで、データベースの連携をお願いします。

残りの項目も設定します。

次に進み、追加するレコードの値は以下のようにアウトプットから選択してください。

全て設定します。
こちらもテストして問題なければ保存します。
Microsoft Excelで確認してみましょう。


無事に反映されましたね!
最後にアプリトリガーをオンにして完了です。
ここまでお疲れ様でした。
プログラミングに詳しくない私でも、簡単に進めることができました。

今回使用したフローボットはこちら↓

マネーフォワード ケッサイ・Microsoft Excelを使ったその他の自動化例

1.マネーフォワード ケッサイで請求書発行が完了したらMicrosoft Excelに追加するフローです。
請求書情報をMicrosoft Excelでも管理している場合、自動転記できたら便利ですよね。
このような発生頻度の高い業務は自動化しましょう。

2.マネーフォワード ケッサイの与信審査が完了したら、Chatworkに通知するフローです。
審査完了の確認から通知までを手動でしていた場合、このフローを使えばリアルタイムで自動通知してくれるようになります。
営業先にいても、Chatworkで結果が確認できるので便利ですね。

3.マネーフォワード ケッサイの請求書発行が完了したら、LINE WORKSに通知するフローです。
LINE WORKSと連携することで、請求書が発行されたことの確認漏れの防止が可能です。
また、確認事項があっても、通知された情報を参考にLINE WORKS上で他部署とやりとりできます。

まとめ

今回は「マネーフォワード ケッサイで与信枠審査が完了したらMicrosoft Excelに追加する」フローボットを紹介しました。
マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelを連携することで、与信枠審査後のデータ反映業務を自動化できます。
特にノーコードツールYoomを活用することで、複雑のアプリ連携を簡単に行うことができ、すぐに業務効率の向上を実感できそうです。
この記事を参考に、ぜひマネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelを連携してみてください。

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この記事を書いた人
m.i
新卒から3年ほど金融関係の仕事を経験してきました。 業界柄、手動で行う作業がとても多く、自動化したらもっと他の仕事ができるのになと思っていた時にYoomに出会いました。 ブログ執筆しながらYoomの便利さに日々感動しています。 分かりやすい構成を心がけています。
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