2025/01/06
アプリ同士の連携方法

SmartHRとKING OF TIMEを連携して、SmartHRで従業員が登録されたらKING OF TIMEにも登録する方法

r.suzuki
SmartHRとKING OF TIMEの連携イメージ

目次

働き方改革やリモートワークの普及に伴い、人事労務管理のデジタル化が急速に進み、クラウドサービスを活用している企業も多いですよね。
でも、いくつかのシステムを個別に運用していると、データの二重入力や情報のズレが生じることがありませんか?
そこで今回は、SmartHRとKING OF TIMEを連携することで、SmartHRで従業員を登録すると自動的にKING OF TIMEにも登録される方法をご紹介します。
ノーコードで実現できる手順を詳しく解説しますので、業務効率化を図りたい方はぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

  • SmartHRとKING OF TIMEを活用し、情報の管理に課題を感じている方
  • 人事労務管理業務の自動化を検討している方
  • 手作業のデータ入力や転記作業を削減したいと考えている方

SmartHRとKING OF TIMEの連携メリットと具体例

メリット1:情報の一元管理

SmartHRとKING OF TIMEを連携することで、従業員の基本情報を一元的に管理できます。
SmartHRで従業員が登録されると、KING OF TIMEにも自動でデータが反映されるため、複数のシステムに手動で入力する手間が省けます。
これにより、人事担当者は煩雑な登録作業から解放され、業務効率化につながります。
例えば、新入社員の情報をSmartHRに登録するだけで、勤怠管理システムにも自動的に反映されます。そのため、スムーズな業務開始が期待できます。

メリット2:ヒューマンエラー防止による正確性向上

勤怠データと給与計算システムがシームレスに連携することにより、手動でのデータ入力や転送の必要がなくなり、給与計算時に発生するヒューマンエラーのリスクの削減が見込めます。
例えば、残業時間や有給休暇の取得状況がシステム内で自動的に反映されるため、従業員の勤務実態に基づいた正確な給与支払いが可能となります。
そのため、ミスを防ぎ、給与計算の正確性が向上します。
正確性の向上は、従業員からの信頼や労務管理の透明性の確保にもつながります。

メリット3:手続きの効率化

新入社員の情報がSmartHRからKING OF TIMEへ自動的に連携されることで、入社手続き全体を簡素化できます。
これにより、新入社員は初日から勤怠システムを利用でき、スムーズな業務開始が見込めます。
例えば、入社初日にシステムの設定やアカウント作成の待ち時間がなくなるため、新入社員の不安やストレスを軽減できます。
また、人事担当者の負担が軽減されることで、担当者は他の人事業務に時間を割くことができ、業務の効率化も見込めます。

ここからは、Yoomのテンプレート【SmartHRで従業員が登録されたらKING OF TIMEにも登録する】という連携フローを使って設定をしていきます。 

[Yoomとは]

SmartHRで従業員が登録されたらKING OF TIMEにも登録する方法

SmartHRで従業員が登録されると、その情報をSmartHRのAPIを通じて取得し、KING OF TIMEのAPIを介して自動的に登録することが可能です。
ノーコードツールのYoomを活用することで、プログラミング知識がなくても簡単にこのプロセスを自動化できます。

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです。

  • SmartHRとKING OF TIMEをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • トリガー、アクションの設定
  • 最後にトリガーが起動と確認

事前準備

1)まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成してください。
Yoomのアカウント発行ページ
アカウントを取得している場合は、ログインしてください。

2)SmartHRのマイアプリ登録にはサブドメインが必要です。
事前にサブドメインを確認し、保存しておいてください。
※SmartHRのURL内の「https://●●●●●●.smarthr.jp」部分がサブドメインです。
なお、SmartHR(OAuth)の詳しいアプリ登録方法はこちらを参考にしてください。
SmartHR(OAuth)のマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター

3)KING OF TIMEのマイアプリ登録にはアクセストークンが必要ですので、事前に取得しておきます。
KING OF TIMEに管理者アカウントでログインし、管理画面の設定から「その他」を選択してください。

「オプション」を選択してください。

画面最下部の「外部サービス連携」のKING OF TIME WebAPI設定を「使用する」に設定し、「連携設定」をクリックしてください。

「新規アクセストークン発行」を選択してください。

「基本情報」の「用途」に「Yoom」などと記載し、「API権限情報」の部分でYoomで取得・操作するデータにチェックを入れてください。

許可IPアドレスに以下2つのIPを追加してください。

52.68.57.11

52.69.59.122

「登録」ボタンを押すと、アクセストークンが発行されるため、発行されたアクセストークンをコピーしておきます。

KING OF TIMEの詳しいアプリ登録方法はこちらを参考にしてください。
KING OF TIME マイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)

ステップ1:SmartHRとKING OF TIMEをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する2つのアプリ「SmartHR」と「KING OF TIME」を1つずつ検索します。

SmartHRは、「SmartHR」と「SmartHR(OAuth)」の2つのアプリが検索結果に表示されますが、「SmartHR(OAuth)」を選択してください。
SmartHR(OAuth)を選択できたら、事前に保存しておいたサブドメインを入力し、「追加」をクリックします。


同様にKING OF TIMEを選択したら、アカウント名とあらかじめコピーしたアクセストークンを入力し、「追加」をクリックします。



3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

こちらのバナーをクリックします。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックしてください。

この画面が表示されたら、コピーが正常に完了しています。

その後は、タイトルや詳細をクリックして編集できます。
右側に「!」アイコンが表示されていますので、順番にクリックしてオペレーションを設定します。
コピーしたテンプレートは「マイプロジェクト」に保存され、そこからも開くことができます。

ステップ3:トリガーを設定

「アプリトリガー  従業員が登録されたら」をクリックします。

ステップ4:SmartHRのアクションを設定

1) アクションは「従業員が登録されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。


2)サブドメインを入力して、「次へ」をクリックします。

3) Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行し、「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。


ステップ5:KING OF TIMEのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 従業員の登録」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「従業員の登録」を選択し、「次へ」をクリックします。

3)必須事項を入力します。

メッセージに先ほど取得したSmartHRのアウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。


これで【SmartHRで従業員が登録されたらKING OF TIMEにも登録する】というフローが完成です。

ステップ6: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら 

SmartHRとKING OF TIMEを使ったその他の自動化例

他にもSmartHRとKING OF TIMEを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.SmartHRに従業員が登録されたら、KING OF TIMEのアカウントを発行しWorkplaceに通知する
このテンプレートは、SmartHRに従業員が登録された際に、KING OF TIMEでアカウントを自動発行し、Workplaceに通知することが可能です。例えば、経理部の新入社員が登録されると、勤怠管理システムのアカウントが素早く作成され、チーム全体に通知されます。これにより、手動での設定作業が不要となり、業務の効率化と情報共有の迅速化が期待できます。

2.SmartHRに従業員が登録されたら、KING OF TIMEのアカウントを発行
このテンプレートは、SmartHRに従業員が登録された際に、KING OF TIMEで自動的にアカウントを発行することができます。
例えば、営業部に新入社員が加わった場合、登録情報を基に勤怠管理システムのアカウントが素早く作成され、手動登録の手間が省けます。
これにより、入力ミスの防止や業務効率化が期待できます。

3.SmartHRに従業員が登録されたら、PCAクラウド給与、KING OF TIME、カオナビへ登録
このテンプレートは、SmartHRに従業員が登録された際に、PCAクラウド給与、KING OF TIME、カオナビへ自動で情報を連携・登録する仕組みです。
例えば、マーケティング部の新入社員が登録されると、給与計算、勤怠管理、人事評価システムに一括で反映されます。
これにより、手動入力の手間を省き、データの一貫性と業務の効率化が期待できます。

まとめ

このブログでは、SmartHRとKING OF TIMEを連携し、従業員登録を自動化する方法をご紹介しました。
これにより、人事担当者の手間を削減し、データの一貫性と正確性を向上させることが見込めます。
また、給与計算や勤怠管理の効率化にもつながり、企業全体の業務プロセスの改善が期待できます。
さらにYoomというノーコードツールの活用で、専門的な知識がなくても簡単に連携設定ができます。
ぜひこのブログを参考にフローを活用して、業務の効率化を目指してください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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