2025/01/28
アプリ同士の連携方法

BacklogとSlackを連携して、課題のコメントで自身がメンションされたらSlackに通知する方法

k.hieda
BacklogとSlackの連携イメージ

目次

 

<span class="mark-yellow">「メンションされたコメントを見逃してしまい、対応が遅れてしまった…」こんな悩みを抱えていませんか?</span>
Backlogはプロジェクト管理や課題管理に優れたツールとして多くの企業で活用されていますが、Slackと連携することでさらに便利に利用できます。
このフローボットを使えば、Backlogで自分宛てのメンションがあった場合に、Slackにリアルタイムで通知されます。これにより重要な情報を見逃さず、チーム全体の作業遅延を防ぐことができます。
また、こうしたアプリ連携は従来プログラミングスキルが必要で、導入のハードルが高いものでした。そこでノーコードで簡単に実装できるフローボットテンプレートををご紹介。このテンプレートを使えば、プログラミングスキルがなくても設定可能です。本記事では、このフローボットの設定方法や具体的なメリット、そして活用方法について詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下のような方にぴったりです。

  • Backlogでメンションされたコメントを見逃しがちな方
  • Slackを活用してタスクの進行状況を把握したい方
  • プロジェクトの進捗をチーム全員にスムーズに共有したい方
  • BacklogとSlackの両方を使用しているが、連携が十分に取れていないと感じている方
  • コメント対応の優先順位をつけやすくし、対応遅れを防ぎたい方

ここからは、「Backlogの課題のコメントで自身がメンションされたらSlackに通知する」設定方法を、<span class="mark-yellow">Yoomのフローボットテンプレート</span>を使って解説します。

[Yoomとは]

Backlogの課題のコメントで自身がメンションされたらSlackに通知する設定手順

YoomのWebhookトリガーを活用して、Backlogで課題コメントが追加された際の情報を自動的に取得します。取得したコメント情報はフロー内で「自分宛てのメンションが含まれているか」を条件分岐で判定します。自分宛てのメンションが含まれている場合、そのコメントをSlackのAPI機能を通じて指定のチャンネルに通知します。
これにより、重要なコメントを見逃さず、Slack上で即座に確認できる環境を実現します。通知の設定も柔軟に変更できるため、プロジェクトチーム内で効率的な情報共有が可能になります。一般的には、こうした仕組みを実現するにはプログラミングの知識が必要です。しかし、ノーコードツールのYoomを用いることで、プログラミングの知識がなくても簡単に実装可能です。

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(Backlog・Slack)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガー・アプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携スタート

事前に準備するもの

Backlog

  • Backlogのログイン情報(ID・パスワード)
  • コメントを通知するプロジェクト

Slack

  • 通知先のSlackワークスペースのURL
  • 投稿するチャンネル
    • 管理者への承認が必要な場合があるので、事前に確認してください。

ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細

Slack公式:ワークスペースの管理

ステップ1 マイアプリ連携の設定

連携するアプリ情報をYoomに登録するために、Yoomのワークスペースにログインしてください。

アプリの新規接続

マイアプリ画面内の「アプリ」のタブを選択し、+新規接続をクリックします。

Yoomに接続可能なアプリ一覧が表示されます。その中から検索窓を使用して、連携するアプリを登録してください。

Backlog

検索結果からBacklogを選択し、連携先のドメインを入力してください。

ドメインを入力して右下の追加ボタンをクリックします。これでBacklogのマイアプリ連携が完了です。

Backlogのアプリ連携で失敗する場合の確認点

Slack

検索窓からアプリ名を探します。ヒットしたアプリ名をクリックすると、Slackのサインイン画面に移ります。

  • ご利用のワークスペースURLを入力し、続行するをクリック。
  • YoomからSlackのアクセス許可リクエスト画面に移ります。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

下のバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 アプリトリガー「課題にコメントが追加されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックしてください。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下の項目はすでに初期設定されています。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Backlogと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのWebhookイベント受信設定

Backlogのダッシュボードから、Yoomの画面に表示されているURLを入力する設定を行います。この設定を行うことで、BacklogのコメントがYoomに自動的に取得されるようになります。

Backlogのプロジェクト設定画面
  • コメントを通知したいプロジェクトを選択し、左のメニュー一覧からプロジェクト設定を選択します。
  • プロジェクト設定メニュー一覧から「インテグレーション」を選択します。
  • インテグレーション画面から「Webhook」の設定ボタンをクリックします。
  • Webhookの画面で「Webhookを追加する」ボタンを選択します。

以下を入力します。

  • Webhook名
    • 任意の名称
  • 説明
    • 任意の内容
  • Webhook URL
    • Yoomの画面からコピーしてきたURLを貼り付けします。
  • 通知するイベント
    • 今回はすべてにチェックを入れましたが、コメントだけ通知が必要の場合は、「課題にコメント」のみチェックを入れてください。
  • 画面下部にスクロールすると、実行テスト選択メニューが表示されます。
  • 課題にコメントを選択し、テストを実行します。
  • 問題なければ「保存」をクリックします。
Yoomの画面

Backlogの設定が終わったら、Yoomの画面に戻りテストボタンをクリックします。

  • 成功すると、取得できた情報(アウトプット)が表示されます。この値を通知の定型文に利用します。

※テストがうまくいかない場合、Backlogのイベント(コメントの追加)が直近で発生していないことが原因として考えられます。Backlogで課題にコメントを行って、Yoomで再テストを行ってください。

保存する をクリックし、次に進みます。

ステップ4 分岐「コメントで自身がメンションされたら分岐」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。水色アイコン(設定完了)が点灯していますが、自身のメンション名を指定するため、設定を進めます。

(1/1)分岐条件を指定

事前設定で、前の工程で取得したアウトプットの中で、メンションが表示される「コメント」が設定されています。ここは操作不要です。

分岐条件

分岐条件の一番右の編集欄に自身のメンション名を入力します。入力したメンション名が含まれるコメントは、Slackに通知される仕組みです。

Backlogのコメントだと上記のように入力される想定です。

→保存する をクリック

ステップ5 アプリと連携する「チャンネルにメッセージを送る」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。Slackのチャンネルに送る定型文を作成します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Slackと連携するアカウント情報
  • アクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • チャンネルID
    • 編集欄をクリックすると、連携したSlackのアカウントからチャンネルの候補一覧が表示されます。該当のチャンネルを選択すると、自動でIDが引用されます。
  • メッセージ
    • 通知する定型文を作成します。
  • 編集欄をクリックすると、取得した項目がプルダウンメニューに表示されます。
  • プルダウンメニューから、アウトプットで取得した項目を選ぶと、引用コードが埋め込まれます。
  • 定型文の編集が終わったら、テストに進みます。

テストボタンをクリックします。 →成功(Slackに通知が届きます)

→保存するをクリックします。これで、これで設定は完了です。

ステップ6 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、完了画面が表示されます。

テンプレートの左上にあるトグルをONにすることで、フローボットが起動します。

<span class="mark-yellow">プログラミングは不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>使用したテンプレートはこちらです。

もっと活用!BacklogとSlackを使った自動化3選

BacklogとSlackを組み合わせることで、業務を効率化する可能性が広がります。

1.  SlackのメッセージをBacklogの課題に自動登録

Slackで特定のメッセージが投稿されると、自動的にBacklogに課題を登録するフローです。業務指示や顧客要望を手動で登録する手間が省け、タスクの見落としを防げます。この仕組みは、チームの連携を強化し、プロジェクト管理をスムーズに進める助けとなります。

2. Backlogの課題をSlackで通知し共有

Backlogに課題が追加されると、Slackで指定のチャンネルにメンション付きで通知します。このフローを使えば、新しい課題が登録された際にチーム全員へ即時共有でき、タスクの進捗をリアルタイムで把握することが可能です。共有漏れの心配も解消できます。

3. Googleフォームの回答をBacklogに登録しSlackで通知

Google フォームに新しい回答があると、その内容を基にBacklogに課題を追加し、Slackで通知します。フォームの回答を手動で確認する必要がなくなり、情報管理の効率化が期待できます。この仕組みは、情報漏れや対応遅れの防止に役立ちます。

Backlogの課題のコメントで自身がメンションされたらSlackに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

開発担当者とプロジェクトマネージャー(PM)と営業担当者の視点から、このフローボットの活用メリットを考察してみました。

1. 自分宛のコメントを効率よく把握

Slackでの通知により、Backlogの課題コメントに含まれる自分宛てのメンションを効率よく把握できます。<span class="mark-yellow">この仕組みを使うことで、指示や依頼を整理しやすくなり、タスクの優先順位を明確にできます。</span>たとえば、開発担当者は、顧客からのバグ修正や仕様変更に関する要望をSlack上で把握することで、どれを優先すべきかを把握しやすくなります。このフローを活用すれば、顧客から寄せられる要望に適切な順序で対応し、問題を早期に解決できるかもしれません。

2. メンション通知で情報の抜け漏れを防ぐ仕組み

Backlogのコメントに自分宛てのメンションがあるとSlackで通知されることで、タスクに関連する重要な情報を効率よく共有できます。<span class="mark-yellow">この仕組みによって、必要な情報をスムーズに整理し、対応すべき優先事項を明確化する助けになります。</span>
たとえば、プロジェクトマネージャーにとっては、Slackで通知された内容を基に、進捗状況や課題の詳細をタイムリーに確認できるため、次のアクションを適切に指示することが可能になります。また関係者全員が同じ情報を共有することで、認識のズレやコミュニケーションの遅れを防止できる可能性があります。この結果、チーム全体の連携が円滑になり、プロジェクト進行中に生じる遅延リスクが軽減されるでしょう。

3. Backlogを利用していないメンバーにも重要な情報を共有

このフローボットは、Backlogの課題コメントにメンションがあるとSlackのチャンネルに通知される仕組みです。<span class="mark-yellow">この機能により、Backlogを利用していない営業担当者や外部パートナーにも状況をスムーズに共有できます。</span>
たとえば、営業担当者は、Slack通知でプロジェクトの最新進捗や変更内容を即座に把握できるため、顧客との打ち合わせや提案準備に役立てられます。また、外部パートナーがタスクの進行状況を確認できることで、作業の段取りを早めに調整しやすくなります。この仕組みを活用することで、チーム内外の連携がスムーズになり、プロジェクト全体の透明性と効率が向上します。

まとめ

この記事では、Backlogの課題コメントで自分がメンションされた際にSlackで通知するフローボットについてご紹介しました。
<span class="mark-yellow">このフローボットテンプレートは、事前にプログラミングで設定されたフローを活用することで、必要な操作を選択するだけで簡単に連携を進められる仕組みです。専門的なスキルがなくても導入可能で、どなたでも手軽に試せます。</span>
このフローボットを活用すれば、「メンションされたコメントを見逃してしまい、対応が遅れてしまった…」という悩みを解消に役立ちます。重要な情報を確実に把握し、対応のタイミングを逃さない仕組みを整えることで、タスク管理やプロジェクトの進行をスムーズに進められるでしょう。
下のバナーから、無料でトライアルを開始できます!ぜひお試しくださいね。

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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