問い合わせの回答を生成し、通知・保存する
ChatGPT APIによって生成された問い合わせの回答は、直接返信するだけでなく、社内の関係者間での共有も可能です。顧客からの問い合わせに回答する前に担当者が内容を確認する場合や、集計・分析のために回答データを保存する場合は、以下のテンプレートを参考にしてください。他のアプリのAPIと連携することで、生成した回答をチャットツールで通知したり、データベースにレコードを追加したり、CRMでチケットを作成したりすることができます。
ChatGPT APIを利用することで、問い合わせに対する自動応答が可能になります。API連携した他のアプリで顧客や社内からの問い合わせがあった際、その内容を自動で解析して回答を生成できます。生成された回答は、問い合わせのあったアプリでそのまま返信したり、チャットツールで回答案として通知したり、データベースに保存したりすることが可能です。問い合わせを解析する際、内容ごとに分類することもできます。
また、文章の作成や要約もChatGPT APIによって自動化できます。他のアプリのAPIと連携すれば、データベースに登録した情報をもとに文章を作成したり、メールや議事録の内容を要約して社内で共有したりすることが可能です。
今回はYoomというサービスを使って、ノーコードでChatGPT APIを利用していきます。
なお、ChatGPTのAPIを利用するには、別途OpenAI社へ費用が発生する可能性があります。詳細はOpenAI社の公式サイトをご確認ください。
[Yoomとは]
すでにYoomを利用している方は、ログインしておきましょう。
1. OpenAIのAPIプラットフォームにログインします。
2. Settingsのマークをクリックします。
3. 「API keys」、「+ Create new secret key」を順にクリックします。
4. 各項目の入力・選択を行い、「Create secret key」をクリックします。
5. 作成されたAPIキーをコピーします。
6. Yoomにログインし、左メニューの「マイアプリ」、画面右の「+ 新規接続」を順にクリックします。
7. マイアプリの新規接続の候補からChatGPT APIを選択します。
※検索窓にアプリ名を入力すると、候補を絞り込めます。
8. 「アカウント名」に任意の管理用の名称を、「アクセストークン」に作成したAPIキーを入力して、「追加」をクリックします。
以上で連携は完了です。ChatGPTが提供しているAPIをYoomから利用することが可能になりました!
Yoomには多くの「フローボットテンプレート」が用意されており、コピーするだけでフローボットを簡単に利用できます。フローボットの詳細は、以下の動画をご覧ください。
ここからは、実際の利用シーンやおすすめの職種ごとにテンプレートを紹介していきます。
自動化したい、または、興味のあるテンプレートのバナーをクリックすると、それぞれの紹介ページにつながります。
すぐに設定を開始する場合は「試してみる」をクリックしてください。
ChatGPT APIを利用することで、問い合わせの自動回答が可能です。チャットツールのAPIと連携すれば、従業員からの質問にスムーズに対応できます。
手作業で問い合わせ対応を行っている場合は、回答者が不在だったり他の業務にあたっていたりすると、対応に時間がかかり、質問者の業務が滞る可能性があります。残業や休日出勤の時や、外勤や出張で社内にいない場合でも、自動化によって、24時間365日いつでもすぐに質問したチャット上で回答を得られるため、質問者はその内容を基に業務を進められます。社内の規則やガイドライン、業務マニュアルをAIに学習させておくことで、回答のばらつき防止や質の向上も期待できます。社内ヘルプデスク運用の効率化に役立つでしょう。
Yoomで連携可能なチャットツールの種類は豊富なため、業務で普段使っているツールのテンプレートを選んでお使いください。
質問用・回答用で別々のチャンネルやルームを作成するか、または、自動回答の文章では起動しないよう分岐設定をすることで、円滑な問い合わせ対応が可能になります。
ChatGPT APIによって生成された問い合わせの回答は、直接返信するだけでなく、社内の関係者間での共有も可能です。顧客からの問い合わせに回答する前に担当者が内容を確認する場合や、集計・分析のために回答データを保存する場合は、以下のテンプレートを参考にしてください。他のアプリのAPIと連携することで、生成した回答をチャットツールで通知したり、データベースにレコードを追加したり、CRMでチケットを作成したりすることができます。
メールやフォームから送られた内容をChatGPT APIで解析・分類することができます。
これにより、営業メールやスパムメールを一般的な問い合わせと区別したり、アンケートの意見を肯定表現と否定表現で分類したりすることが可能です。分類を基に、問い合わせ内容をチャットツールで通知する際に通知先や文面を変更したり、アンケート結果をデータベースに保存する際に情報を追記したりすることができます。
自動化によって、問い合わせ対応やデータ分析の業務時間を短縮することが期待できます。カスタマーサポートやマーケティング業務に役立てましょう。
ChatGPT APIを利用した文章作成に、API連携した他のアプリの情報を用いることが可能です。データベースに追加された情報を基に文章を作成してデータベースを更新することや、プロジェクト管理ツールからタスクの一覧を取得して文面を整え、チャットツールで通知することができます。
AIによる文章作成が自動で行われるため、データの転記や文章の考案にかかる時間の短縮が見込めます。キーワードから文章を作成したり、煩雑な文章や一覧情報から文面を整えたりして共有する際に役立つでしょう。
メールやデータベースの文章を要約し、チャットツールに通知できます。あまりに長い文章は、一読するだけでも時間がかかります。報告やチェックのために要点だけを先に共有したい場合は、要約から通知までを自動化することで情報把握がスムーズになるでしょう。
また、ChatGPT APIでは情報検索もできます。以下のテンプレートのように、要約と検索を同時に行い、その結果を関係者間でまとめて共有することも可能です。
・社内の問い合わせ対応を自動化したい方
・顧客からの問い合わせにスムーズに対応したい方
・定型的な文章作成と共有を自動化したい方
・議事録などの長文を効率よく確認したい方
ChatGPT APIを利用してできることや他のアプリのAPIとの連携方法、活用事例を紹介しました。質問内容の解析・応答、文章の作成や要約、情報検索など、ChatGPT APIによって自動化が可能なタスクは多岐にわたります。社内ヘルプデスク運用やカスタマーサポートなどの他、議事録管理やタスク管理といった日常業務に関しても、他のアプリのAPIと連携して役立てましょう。Yoomを使えば、連携と自動化の設定を簡単に行えます。こちらから登録して試してみてください。