IntercomとGoogle Chatを連携して、Intercomで新しく会話が作成されたらGoogle Chatに自動通知する方法

ステップ1:IntercomとGoogle Chatをマイアプリ登録

IntercomとGoogle ChatをYoomに接続するマイアプリ登録を行いましょう。
あらかじめ、マイアプリ登録を行うと、自動化設定が容易になります。

まず、Intercomのマイアプリ登録を行ってください。
Yoom画面左側にある「マイアプリ」→「新規接続」をクリックします。
検索機機能を活用してIntercomを検索するか、一覧から探しましょう。

以下の画面が表示されるので、「アカウント名」と「アクセストークン」を設定します
Intercomのマイアプリ登録の方法は、こちらを確認してください。

次に、Google Chatのマイアプリ登録を行いましょう。
先ほどと同じように、アプリ一覧からGoogle Chat（OAuth）を探すか、検索機能を活用して検索します。
以下の画面が表示されたら、Google Chatにログインしてください。
詳しい設定方法は、こちらを確認しましょう。

IntercomとGoogle Chatがマイアプリに表示されれば、登録は完了しています。

ステップ2:テンプレートをコピー

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されるので、「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックして変更してください。
まず、Intercomの設定を行うので、「新しく会話が作成されたら」をクリックしましょう。

ステップ3:フローの起点となるIntercomのトリガー設定とその後に続くGoogle Chatのオペレーション設定

以下の画面が表示されたら、設定を確認します。

• 「タイトル」→自由に変更可
• 「Intercomと連携するアカウント情報」→使用するアカウントかどうか確認
• 「トリガーアクション」→新しく会話が作成されたら
  

以下の画面が表示されるので、「トリガーの起動間隔」を5分、10分、15分、30分、60分から選択しましょう。
※プランによってトリガーの起動間隔は異なるので、注意してください。
設定できたら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

次に、Google Chatの設定を行うので、「Google Chatに通知する」をクリックしてください。
以下の画面が表示されたら、設定を確認しましょう。

• 「タイトル」→自由に変更可
• 「Google Chatと連携するアカウント情報」→使用するアカウントかどうか確認
• 「アクション」→メッセージを送信
  

以下の注意事項をご覧ください。
Google Chatのスペースにメッセージを送信する方法は、こちらを確認しましょう。

スクロールし、以下の必須項目を設定してください。
説明に従って設定を行いましょう。

最後に、「メッセージ内容」を設定します。
Intercomのアウトプットを使用し、設定を行ってください。
赤枠内の矢印をクリックするとアウトプットが表示されます。
以下は例ですので、任意で設定しましょう。
設定できたら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

ステップ4:トリガーボタンをONにして、IntercomとGoogle Chatの連携動作を確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正常にフローボットが起動するかチェックしましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。

その他のIntercomやGoogle Chatを使った自動化の例

他にもIntercomやGoogle Chatを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Intercomで新しい会話が作成されたら、自動的に回答内容をDifyで作成してGoogle Chatに通知するフローです。
こちらは今回ご紹介したテンプレートに似ていますが、回答内容をDifyで自動作成するフローが追加されています。
問い合わせに対して回答内容を考える手間や担当者によって対応のムラが起こるリスクを防止できます。

2.Intercomでユーザーが返信したら、Google Chatに自動通知するフローです。
‍顧客からの返信内容がGoogle Chatに通知されるため、顧客対応がスムーズになるでしょう。
手作業での情報共有が不要になり、共有漏れやミスを防げます。

3.Intercomで新しい会話が作成されたら、自動的にGoogle スプレッドシートに会話情報をタスクとして追加するフローです。
Google スプレッドシートにIntercomの会話情報がタスクとして追加されるので、優先事項の見直しがしやすくなるでしょう。
タスクの進捗をGoogle スプレッドシートに追加すれば、進捗を可視化することも可能です。

IntercomとGoogle Chatの連携メリットと具体例

メリット1:問い合わせをチーム内で共有できる

顧客対応の質を向上させるためには、正確に問い合わせ情報を共有することが重要です。
<span class="mark-yellow">IntercomとGoogle Chatを連携し、Intercomで新しく問い合わせがあった場合に、Google Chatに通知する自動化を導入すれば、チーム内への共有がしやすくなるでしょう。</span>
たとえば、担当者以外の従業員が対応しても、問い合わせ内容の把握ができるため、スムーズに対応可能です。
この自動化により、対応の遅延を防止し、顧客を待たせることも少なくなるでしょう。

メリット2:異なる部署間の連携を強化できる

顧客対応では、サポートチーム以外にも技術や営業チームの連携が必要な場合もあるでしょう。
Intercomの問い合わせ情報をGoogle Chatに自動通知することで、適切な担当者が対応する体制を整えられるかもしれません。
たとえば、<span class="mark-yellow">技術的な質問があった場合に、サポートチームがエンジニアとGoogle Chatでやり取りを行い、返答することができます。</span>
これにより、Google Chat上でのやり取りだけで済むので、部門間のコミュニケーション強化にも役立つでしょう。

メリット3:顧客対応の見落としを防止する

顧客からの問い合わせの見逃しを防ぎ、対応プロセスを円滑にすることは重要ですが、手動での問い合わせ確認は見逃しのリスクが高まります。
そこで、Intercomの問い合わせ情報をGoogle Chatに通知する自動化を導入すれば、そういったリスクを回避できるでしょう。
たとえば、顧客からの問い合わせを放置してしまうと、顧客が不信感を抱く可能性があります。
しかし、<span class="mark-yellow">問い合わせをGoogle Chatに自動通知すれば、未対応の問い合わせが分かりやすくなるでしょう。</span>
これにより、Google Chatに問い合わせが通知された際に、スピーディーな対応が可能になるかもしれません。

まとめ

顧客からの問い合わせに対するスピーディーな対応は、顧客との信頼関係を築くための一つと言えます。
Intercomの問い合わせをGoogle Chatに自動通知することで、チーム内への共有が容易になり、担当者はスピーディーに対応できるでしょう。
また、カスタマーチームや技術チームといった異なるチーム間での連携も強化され、問い合わせに対して適切な回答ができるようになります。
また、手作業による問い合わせの見落としを防ぎ、確実に対応できるでしょう。
本記事の説明に従って設定を行えば、容易に自動化を導入できます。
この機会に自動化を試してみて、問い合わせ対応をスムーズに行いましょう。