■概要
Outlookで受信したメールの署名情報を、一件ずつ手作業でMicrosoft Dynamics365 Salesにコピー&ペーストしていませんか。この定型的な作業は時間がかかるだけでなく、入力ミスや登録漏れといったヒューマンエラーの原因にもなりがちです。このワークフローを活用すれば、特定のメール受信をきっかけに、AIが署名情報を自動で抽出し、Microsoft Dynamics365 Salesにリード情報として登録するため、こうした課題を解消し、迅速で正確なリード管理を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
- OutlookとMicrosoft Dynamics365 Sales間で発生する手作業での転記をなくしたい方
- メールの署名情報からリードを登録する際の、入力ミスや登録漏れを防ぎたいと考えている方
- リード獲得後のアプローチを迅速化し、営業活動の効率を高めたいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
- メール受信からリード登録までが自動化されるため、これまで手作業に費やしていた時間を短縮し、より重要な業務に集中できます。
- 手作業によるデータの転記が不要になるため、入力間違いや登録漏れといったヒューマンエラーのリスク軽減に繋がります。
■フローボットの流れ
- OutlookとMicrosoft Dynamics365 SalesをYoomと連携します。
- トリガーでOutlookを選択し、「特定の件名のメールを受信したら」アクションを設定します。
- オペレーションでAI機能の「テキストからデータを抽出する」アクションを設定し、メール本文の署名から必要な情報を抽出します。
- オペレーションでMicrosoft Dynamics365 Salesの「リード情報を検索」アクションを設定し、既存リードの有無を確認します。
- オペレーションで分岐機能を設定し、既存リードが存在しない場合に後続の処理に進むよう条件を設定します。
- オペレーションでMicrosoft Dynamics365 Salesの「リードを作成」アクションを設定し、抽出した情報をもとに新規リードを登録します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Outlookのトリガー設定では、自動化の起点としたいメールの件名に含まれるキーワードなどを任意で設定してください。
- AI機能では、会社名や氏名、メールアドレスなど、署名情報から抽出したい項目を指示するプロンプトを任意で設定してください。
- Microsoft Dynamics365 Salesでのリード検索では、会社名や電話番号など、検索のキーとする項目や検索ワードを任意で設定してください。
- 分岐機能では、リード検索の結果を受けて「既存リードが見つかった場合」と「見つからなかった場合」で、その後の処理をどうするかを任意で設定してください。
- Microsoft Dynamics365 Salesにリードを作成する際、AIが抽出したどの情報をどの項目に登録するか、任意でマッピング(紐付け)を行ってください。
■注意事項
- Outlook、Microsoft Dynamics365 SalesのそれぞれとYoomを連携してください。
- Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
- 分岐はミニプラン以上、AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。その他のプランでは設定したフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
- ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。