Microsoft ExcelとOCRの連携イメージ

【ノーコードで実現】PDFの表データを読み取り、Microsoft Excelに自動で抽出する方法

Yoomを詳しくみる
この記事のテンプレートを試す
Microsoft ExcelとOCRの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-10-24

【ノーコードで実現】PDFの表データを読み取り、Microsoft Excelに自動で抽出する方法

k.yokoyama

「PDFで送られてくる請求書の表データを、毎回手作業でMicrosoft Excelに転記するのが面倒…」
「大量のPDFから必要な数値をコピー&ペーストしていると、入力ミスが起きがち…」

このような手作業での転記業務に、時間と手間を取られていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">PDFファイル内の表データを自動で読み取り、Microsoft Excelに転記できる仕組み</span>があれば、これらの悩みから解放され、他の業務に集中できる時間を生み出せます。

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できるので、ぜひこの機会に導入してみてください。

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">PDFファイル内の表データを抽出する業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

[[297981]]

PDFの表データをMicrosoft Excelに自動で抽出するテンプレート

PDFファイルに含まれる表形式のデータを、手作業なしでMicrosoft Excelに転記する方法をご存知ですか?

この作業を自動化することで、面倒なコピー&ペースト作業から解放され、入力ミスを防ぐことができます。

Yoomに用意されている具体的な自動化テンプレートをご紹介しますので、ぜひクリックしてみてください。

ストレージサービスを起点にPDFの表データをMicrosoft Excelに抽出する

<span class="mark-yellow">OneDriveやGoogle DriveなどにPDFが追加されたことをトリガーにして、ファイル内の表データをOCRで読み取り、Microsoft Excelに自動で転記する</span>ことが可能です。

定期的に受け取る請求書や報告書などのデータ入力業務を効率化できます。

[[297981]]

PDFの表データを読み取りMicrosoft Excelに自動で追加するフローを作ってみよう

それではここから代表的な例として、OneDriveに表データを含むPDFファイルが格納された際に、その内容をOCRで読み取り、Microsoft Excelのシートに自動で追加するフローを解説していきます!

ここではYoomを使用して設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

※今回連携するアプリの公式サイト:Microsoft Excel

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • OneDriveとMicrosoft Excelのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • OneDriveのトリガー設定とMicrosoft Excelのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
[[297981]]

ステップ1:OneDriveとMicrosoft Excelのマイアプリ連携

ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携し、操作が行えるようにします。
設定方法を解説しているナビを見ながら、マイアプリ登録を進めましょう。

OneDrive

※「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証がうまくいかない可能性があるため、ご注意ください。

Microsoft Excel

※データベースを操作するオペレーションの詳細については、【Excel】データベースを操作するオペレーションの設定に関してをご覧ください。

ステップ2:テンプレートをコピー

使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックします。

[[297981]]

自動化フローの設定画面(フローボット)が開き、「テンプレートがコピーされました」と表示されるので「OK」をクリックしてください。

※以降、コピーしたフローボットは、管理画面内プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:OneDriveのトリガー設定

ここからは、フローの起点となるトリガーアクションの設定です。
一つ目のオペレーションにある、「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」をクリックしてください。

続いて、連携アカウントとアクションを選択に進みます。各項目の確認・入力をし、次に進みましょう!

  • タイトル:任意設定
  • トリガーアクション:「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」を選択

次に、アプリトリガーのAPI接続設定です。
「トリガーの起動間隔」を確認し、「ドライブID」「フォルダID」をそれぞれ候補から選択します。

【要確認】トリガーの起動間隔について

  • トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。
    ご利用のプランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なるため、ご注意ください。
    基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

【要確認】テストを行う際の注意点

  • テストを実行するにあたって、トリガーとなるファイルが必要です。以下のように、OneDriveにアップロードしてみてください。

この記事では、サンプルとして以下のPDFをOneDriveにアップロードしています。

テストが成功すると、以下のように「取得した値」が表示されます。
※「取得した値」は、後のフローで使用します。

「アイテム名」などが正しく反映されているかを確認し、「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:分岐設定

OneDriveのトリガーをもとに、分岐条件を指定するための設定をします。
二つ目のオペレーションにある、「コマンドオペレーション」をクリックしてください。

【要確認】分岐設定について

  • 分岐は、ミニプラン以上でご利用いただけます。フリープランで利用するとエラーになってしまうため、ご注意ください。
  • ミニプランなどの有料プランは2週間の無料トライアルが可能です。無料トライアル中であれば、普段制限されているアプリや機能も自由にお試しいただけますので、ぜひ活用してみてください。

続いて、分岐条件を指定に進みます。

以下のとおり、デフォルトで値が入力されているのを確認し、「保存する」をクリックしてください。
※作成日時と最終更新日時が等しいかどうかで分岐をさせます。
このようにすることで、等しい場合は新規作成、等しくない場合は更新というルートで切り分けることができます。
なお、取得した値を使用することで、毎回最新のファイル情報が反映されます。

ステップ5:ファイルのダウンロード設定

作成されたファイルの内容をOCRで読み取るにあたって、OneDriveからファイルをダウンロードするための設定をします。
三つ目のオペレーションにある、「ファイルをダウンロード」をクリックしてください。

続いて、連携アカウントとアクションを選択に進みます。各項目を確認し、「次へ」をクリックしましょう。

【要確認】ファイル容量について

  • ダウンロードできるファイルの容量は最大300MBです。ただし、アプリの仕様によっては300MB未満になることがあるため、ご注意ください。
    その他のトリガーや各オペレーションで扱えるファイル容量に関するファイルの容量制限についてもあわせてご覧ください。

次に、API接続設定です。
「ドライブID」を候補から選択し、「ファイルのアイテムID」は取得した値から選択します。

設定後、「テスト」をクリックしてください。

テストが成功すると、以下のように表示されます。
実際に、「ダウンロード」をクリックして、テスト時にアップロードしたファイルと同じかどうか確認してみましょう。

確認後、「保存する」をクリックしてください。

ステップ6:文字の読み取り設定

ダウンロードしたファイルから内容を読み取るための設定をします。
四つ目のオペレーションにある、「OCRで文字を抽出」をクリックしてください。

続いて、アクションを選択に進みます。
それぞれの内容を確認し、「次へ」をクリックしましょう。

【要確認】OCRおよび音声文字起こしAI機能(オペレーション)について

  • OCRや音声を文字起こしするAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。フリープランやミニプランでセットするとエラーになってしまうため、ご注意ください。
  • チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。トライアル期間中は、通常だと制限があるアプリやAIオペレーションも全てお使いいただけますので、気になる機能をぜひお試しください。
  • なお、YoomのOCR機能では、アクション記載の規定の文字数を超えるデータや、文字が小さすぎる場合に正しく読み取れないことがあります。文字数や文字の大きさには少し余裕を持たせてご利用ください。

次に、詳細を設定に移ります。

以下を参考に必要項目を設定し、「テスト」をクリックしてください。
※「抽出したい項目」は、運用内容にあわせてカスタマイズ可能です。

テストの成功を確認して「保存する」をクリックしましょう。

ステップ7:繰り返し対象の更新設定

OCRで抽出したい項目に指定した値をMicrosoft Excelに追加するにあたり、ループ処理を行うための設定をします。
五つ目のオペレーションにある、「同じ処理を繰り返す」をクリックしてください。
※Yoomでは、繰り返し処理を利用してレコードの内容を一つ一つ確認し、Microsoft Excelに反映させます。

【要確認】同じ処理を繰り返すオペレーションについて

  • 「同じ処理を繰り返す」オペレーションを使う場合は、チームプランまたはサクセスプランが必要です。
    フリープラン・ミニプランの場合、エラーになってしまうため、ご注意ください。
    「同じ処理を繰り返す」の設定方法
    もあわせてご覧ください。

続いて、繰り返し対象を指定に進みます。

以下のとおり、「繰り返し対象の取得した値(「OCRで文字を抽出」のオペレーションで、「抽出したい項目」に指定した値)」が入力されているのを確認し、「保存する」をクリックしましょう。

ステップ8:Microsoft Excelのアクション設定

OCRで読み取ったPDFの内容を、Microsoft Excelに追加するための設定をします。
最後のオペレーションにある、「レコードを追加する」をクリックしてください。

続いて、データベースの連携に進みます。
まずは、「タイトル」から「実行アクション」まで、確認してください。

「ファイルの保存場所」では、OneDriveまたはSharePointのどちらかを指定し、「ドライブID」を、候補から選択します。

【要確認】テスト用のMicrosoft Excelについて

  • このオペレーションでは、レコードを追加したいMicrosoft Excelが必要です。該当のファイルをOneDriveまたはSharePointにご準備ください。
    該当のファイルが手元にない場合は、テストを進める前に作成しておきましょう。

同様に、「アイテムID」「シート名」も候補から選択し、「次へ」をクリックしてください。

次に、データベース操作の詳細設定です。
以下を参考に、Microsoft Excelに追加する内容を取得した値から選択し、「テスト」をクリックしてください。

テストを実行し、Microsoft Excelにレコードが追加されていれば、設定完了です。
確認後、管理画面の「保存する」をクリックしてください。

ステップ9:トリガーをONにし、フローが起動するかを確認

最後にトリガーをONにして、作成したフローボットが正常に動作するか確認しておきましょう。

OCRやMicrosoft Excelを使ったその他の自動化例

OCR機能やMicrosoft Excelを組み合わせた自動化は、様々なアプリ連携で実現が可能です。

OCRを使った自動化例

OCR機能を使うと、名刺データを読み取りSalesforceやkintoneに格納したり、メールで受け取った請求書をOCRで処理しMicrosoft ExcelやSmartHRに登録したりできます。また、Google Driveに追加されたファイルを読み取り、Anthropic(Claude)で要約後、Gmailでメールを送信したり、Boxに格納されたファイルを読み取り、Hugging Faceで分析してSlackに通知したりすることも可能です。さらに、Google Driveにファイルを読み取り、Groqで要約してSlackに通知するといった自動化も行えます。

[[70739,74339,70983,49972,86249,52376,74317,76184,77452,50287]]

Microsoft Excelを使った自動化例

Backlogに課題が追加されたらMicrosoft Excelに連携したり、Googleフォームで回答が送信されたらGoogle スプレッドシートとMicrosoft Excelに情報を連携したりできます。また、Salesforceの商談情報からMicrosoft Excelで帳票を作成したり、フォームに回答されたら、Microsoft Excelのデータベースに格納したりすることも可能です。さらに、毎月の月末にフローボットを起動してOutlookにメールを送信するといった自動化も行えます。

[[76850,193668,193676,193658,193675,193673,193678,216337,119531,297981]]

まとめ

PDFの表データをMicrosoft Excelに自動抽出することで、<span class="mark-yellow">手作業でのデータ転記を減らすだけでなく、ヒューマンエラーの防止にもつながります。</span>

これにより、担当者は単純作業から解放され、抽出したデータの分析や活用といった、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。

今回ご紹介したノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できるので、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

よくあるご質問

Q:手書きや複雑なレイアウトの表も読み取れますか?

A:OCR機能では、PDFや画像ファイル(JPEG、PNG など)を対象に文字抽出が可能です。画像やPDFから高い精度で文字を抽出できますが、ファイルの内容や形式によって結果が変わります。
例えば、項目名が明確で値がユニーク、かつ文字数が6,500文字以内であれば高精度での抽出が可能ですが、縦書きや複雑なレイアウト、大量の文字などは精度が低下することがあります。
「OCRで文字を抽出」で実施できること/できないこと

Q:OCRの読み取りが失敗した場合、どうなりますか?

A:OCRの読み取りが失敗した場合をはじめ、何かしらのエラーが発生した場合は、フローボット内でエラーとして記録され、メールなどで自動通知されます。
ただし、自動での再実行(リトライ)は行われないため、エラー発生時は手動での再実行が必要です。
エラー時の対応方法について
をご覧いただき、解決しない場合はYoomお問い合わせ窓口よりお問い合わせください。

Q:Gmailの添付ファイルなどを起点に自動化できますか?

A:はい、可能です。この記事でご紹介したOneDriveだけでなく、GmailやOutlookといったメールサービスもトリガー(自動化の起点)として設定できます。
メールに添付されたファイルの内容を読み取るフローなど、さまざまなテンプレートが用意されていますので、ぜひ業務効率化にご活用ください。

[[193706,285578,147235,284906]] 
Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
無料でYoomを試す
この記事を書いた人
k.yokoyama
コンテンツSEOディレクターとして7年間、現場の第一線で記事を作成してきました。その経験から、「こんなこと、もっと早く知りたかった!」と思っていただけるような、すぐに役立つ実践的なノウハウをお届けします。 今や、様々なツールやAIを誰もが使う時代。だからこそ、「何を選び、どう活用すれば一番効率的なのか」を知っているかどうかが、大きな差を生みます。 このブログでは、特に「Yoom」というツールの魅力を最大限にお伝えしながら、あなたの業務を効率化する分かりやすいヒントを発信していきます!
タグ
Microsoft Excel
OCR
自動化
自動
連携
関連アプリ
アプリ連携
No items found.
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
Yoomとは?
これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
詳しくみる
詳しくみる