GoogleスプレッドシートとAttioの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/12/19

Google スプレッドシートとAttioを連携して、Google スプレッドシートで行が更新されたらAttioのレコードを削除する方法

s.itoh

「Google スプレッドシートでの顧客情報の管理に課題を感じている」「Attioの顧客データを漏れなく更新したい」このような課題を感じている方はいないでしょうか?

会社にとって顧客管理は重要です。顧客のデータを効率的に管理できると、顧客との細やかなコミュニケーションがとれたり、社内のリソースを最適化できたりと、メリットは非常に大きいでしょう。またそのためには、正確な情報を共有してミスを防ぐことが必要です。しかし、複数のツールを使い分けていると情報を更新する際にミスが発生する可能性があります。

本記事では、顧客管理を効率的にする方法として「Google スプレッドシートで行が更新された際にAttioのレコードを自動的に削除する方法」を解説します。

こんな方におすすめ

  • Google スプレッドシートとAttioをそれぞれ活用している方
  • Google スプレッドシートとAttioをそれぞれ活用しているが、情報の連携に手間を感じている方
  • Google スプレッドシートとAttioを連携し、顧客データ管理を効率化したい方

Google スプレッドシートとAttioの連携メリットと具体例

メリット1: 重複データの自動削除による業務効率化

Google スプレッドシートとAttioの連携で、データ更新の手間を減らせます。複数のアプリをそれぞれ活用してデータ更新していくと、どうしても情報更新の際にミスが起こってしまうでしょう。Google スプレッドシートとAttioを連携させると、データベースが常に最新の状態に保たれ、チームメンバーが効率的に作業できるようになります。手動でのデータチェックや重複削除の手間を大幅に削減し、業務フローの効率化が実現できるのがメリットです。

メリット2: セキュリティの確保

Google スプレッドシートとAttioを連携させることで、顧客情報の漏洩を防ぐことができます。Google スプレッドシートで情報が更新されるたびに、Attioから自動的に古い情報が削除されるため、不要なデータが残らずにデータベースは常にクリーンな状態に保たれます。これにより、顧客情報が漏れるリスクを最小限に抑えることが期待できるでしょう。

メリット3: システムリソースの最適化

Google スプレッドシートとAttioを連携させることで、システムリソースの最適化が期待できます。不要なデータがAttioに蓄積されると、システムの動作が遅くなり、業務のパフォーマンスに悪影響を与えるかもしれません。Google スプレッドシートのデータ変更によって自動的にAttioの顧客データが削除できると、不要なデータが蓄積されなくなり、動作速度の改善が期待できます。特に大量の顧客データを扱う企業では効果がより大きいでしょう。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Google スプレッドシートで行が更新されたらAttioのレコードを削除する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Google スプレッドシートで行が更新されたらAttioのレコードを削除する方法


Google スプレッドシートでの顧客情報などの更新時にGoogle スプレッドシートのAPIを経由してその情報を受け取り、AttioのAPIを用いてAttioのレコードから同じ情報を削除することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Google スプレッドシートとAttioをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • Google スプレッドシートを準備する
  • Google スプレッドシートのトリガーを設定
  • Attioとの連携を設定

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Google スプレッドシートとAttioをマイアプリ連携

Google スプレッドシートとAttioをYoomに接続するため、マイアプリ登録を行いましょう。
最初にマイアプリ登録を済ませておくと、自動化設定がスムーズにできます。

まず、Google スプレッドシートのマイアプリ登録をしましょう。
はじめに、Yoomの画面左にあるマイアプリメニューにアクセスし、画面右の「新規接続」ボタンをクリックします。

検索窓に「Google スプレッドシート」と入力すると、そのアイコンが出てくるのでクリックします。

Googleアカウントにログインすると、マイアプリにGoogle スプレッドシートが追加されます。これでGoogle スプレッドシートの登録は完了です。
同様に、Attioも登録してみましょう。

まず「新規接続」ボタンをクリックします。
検索窓に「Attio」と入力すると、そのアイコンが出てくるのでクリックします。
下記の画面でログインをすれば、Attioのアプリ登録も完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリが登録できたら、次にテンプレートをコピーします。
下記の「Google スプレッドシートで行が更新されたらAttioのレコードを削除する」と書かれているバーの右に表示されている「試してみる」をクリックします。

クリックすると下記の画面がでてきます。これでテンプレートのコピーが完了しました。
もし出てこない場合は、Yoomのログインができていないかもしれません。
Yoomをまだ利用したことがない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ3:Google スプレッドシートの準備

テンプレートのコピーが終わったら、次にGoogle スプレッドシートの準備をします。
ご自身のGoogleアカウントでGoogleスプレッドシートを開き、下記のような表をつくりましょう。

「Object ID」と「Record ID」について説明します。いずれもAttioの画面から取得します。

【Object ID】

Attioの画面を開き、左側のメニューの「Record」から自身のつくったファイルをクリックします。
※下記の画面では、例として「People」というファイルを開いています。

その後に出てくる、ブラウザの上にあるURLの「view/」のあとから続く文字列が「Object ID」です。

【Record ID】

上記の画面の表の中にあるいずれか1つの項目をクリックし、下記の画面を出します。
この画面の上にあるURLの「person/」から「/activity」までに並んでいる文字列が「Record ID」です。

この2つのIDを取得し、Googleスプレッドシートに入力できれば準備は完了です。

ステップ4:Google スプレッドシートのトリガーを設定

次にGoogleスプレッドシートのトリガーを設定します。
テンプレートをコピーしたときの下記の画面を開き、「行が更新されたら」という部分をクリックします。

クリックをすると下記の画面が出てきますが、このページでの操作は基本的にありません。
ご自身のGoogleアカウントが設定されているか確認をしたら「次へ」をクリックして進みましょう。

次に出てくる画面ではいくつか操作をしていきます。
まずは「トリガーの起動間隔」です。5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

その下にあるのが「スプレッドシートID」です。
欄をクリックすると下記画像のようにスプレッドシートの候補が出てきます。
「ステップ3」で作成したスプレッドシートを選択しましょう。

その後、その下にある欄でどのシートが該当するか「シートID」を選択します。

次にテーブルの範囲を設定します。
スプレッドシートに文字や数字が入力されている範囲を入力します。

今回の場合は下記のように「A列からD列」が範囲となるのでそのように入力します。

次に「一意の値が入る列」「更新を検知したい列」を入力します。

今回の場合は前者をA、後者をCとして入力します。

最後に「テスト」という青いボタンをクリックし、テスト成功となればこのステップは完了です。
ページ最下の「保存する」ボタンをクリックしましょう。

ステップ5:Attioとの連携を設定

次にAttioとの連携を設定します。下記の画面で「Delete Record」をクリックします。

このページでの操作は基本的にありません。
下の「次へ」をクリックして進みましょう。

次の画面では、「Object ID」「Record ID」を入力します。
ステップ3で取得したIDを入力しましょう。

下記画像のように、欄をクリックすると、選択のタブが出てきます。
該当する選択肢を選んで入力できます。

その後、テストを実行し、「テスト成功」と出ればこのステップは完了です。
その下の「保存する」をクリックしましょう。

最後に下記の「トリガーをON」をクリックしてトリガーをONにします。
これで全てのステップは完了です。

Google スプレッドシート・Attioを使ったその他の自動化例

他にもGoogle スプレッドシートとAttioを使った自動化の例がYoomにはたくさんあります。ここでは、その中からいくつかご紹介します。

1.Google スプレッドシートで行が更新されると、Attioのレコードも更新されるテンプレートです。

Google スプレッドシートの行が更新されるとAttioのレコードも更新することができ、ツール間の情報の整合性を保ちます。Google スプレッドシートの情報をAttioにも連携している場合、手動による情報更新も不要となり、業務を効率化できます。

2.Google スプレッドシートにタスクが追加されると、Attioへもタスク追加でされるテンプレートです。

Google スプレッドシートの行にタスクが追加された際に、Attioへのタスク追加も自動でされるので、ツール間の更新が容易に行えます。Google スプレッドシートは特定のファイルやシートを任意で指定して使うことができるため、業務に応じてカスタマイズが可能です。

3.Google スプレッドシートに情報が追加されたら、Outlookでメールを送付するテンプレートです。

Google スプレッドシートに情報が追加されたら、内容を引用してOutlookでメールを送付し、情報の共有を円滑に行います。Googleスプレッドシートに情報が追加された段階でチームや顧客にリアルタイムでメールを送れます。

まとめ

以上のように、Google スプレッドシートとAttioを連携させ自動化させることで、データ管理の効率化と精度向上が実現できます。

会社にとって顧客管理は重要です。しかし、複数のツールを使い分けて情報を管理していると、社員のリソースは奪われ、情報を更新する際にミスが発生する可能性もあります。

この記事で紹介した自動化を導入すると、ツール間の重複データが削減され、社員の手作業が少なくなることで社内のリソースを確保できます。そして常に最新のデータを維持できるので、業務のパフォーマンスはより向上していくでしょう。また、不要な情報やデータも削減できるため、セキュリティの強化やツールリソースの最適化といったメリットも期待できます。

この記事で紹介した手順を参考に、ぜひGoogle スプレッドシートとAttioの連携による自動化を進めてみてください。

この記事を書いた人
s.itoh
ハウスメーカーとコンサルの2社で働いてきました。 現在はフリーランスのwebライターをしています。 様々な方の役に立てるような、Yoomを使った業務効率化の情報を発信していきます。
タグ
Google スプレッドシート
Attio
連携
自動
自動化
アプリ連携
No items found.
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る