ZoomとChatworkを連携して毎日Zoomの会議情報をChatworkに通知する方法

業務をする中で効率的な情報共有とスケジュール管理の方法を求めていませんか？
特にリモートワークやオンライン会議では、会議の時間や参加リンクなどさまざまな情報を管理するのが大変ですよね。
そこで役立つのが、Zoomの会議情報をChatworkに通知する連携機能です。この仕組みを使えば、毎日のZoom会議が自動的にChatworkへ通知され、チーム全員が一元的にスケジュールを確認できるようになります。これにより、参加漏れやリマインダーの見落としを防ぎつつ、円滑なコミュニケーションと業務効率の向上が期待できます。
本記事では、この二つを連携することで得られるメリットと連携方法を紹介します。

こんな方におすすめ

・社内外のメンバーと頻繁にやり取りを行う営業職やサポート担当者

・定例会議やプロジェクト会議が多く、スケジュールの管理に課題を感じている方

・会議参加率や情報共有を効率化したい方

ZoomとChatworkの連携メリットと具体例

メリット1：スムーズな情報共有とスケジュール管理の効率化

Zoom会議の情報を毎日Chatworkに通知されることで、全員がスケジュールや参加リンクをすぐに把握できます。たとえば、リモートワークチームが同じChatworkグループを利用している場合、参加リンクや会議時間が見やすい形で共有されるため、会議のたびにスケジュールを確認したり、別のツールを使って通知する手間を省くことができるでしょう。このように会議情報が統一された場所に集約されていることで、スケジュール管理の効率化が期待できます。また、タイムリーに更新情報が反映されるため、突発的な変更にもすばやく対応できるでしょう。
この連携により、スケジュールの混乱を防ぎ、チームの時間管理をサポートします。

メリット2：参加率の向上と会議の見逃し防止

Chatworkで毎日Zoom会議の通知を送信することで、会議の参加率の向上が期待できます。
例えば、朝の定例会議が設定されている場合、会議開始の直前に通知が届くため、メンバーがリマインダーとして活用しやすくなります。
また、ChatworkはスマートフォンやPCからアクセスできるため、どこにいても通知が受け取れ、急な外出や移動中でも情報の見逃しを防ぎ、通知が定期的に行われることで、全員が確実に会議の存在を認識し、うっかり参加を忘れるリスクを減らせるでしょう。こうした通知によるフォローアップが、会議の出席率の向上につながるでしょう。

メリット3：チーム全体のコミュニケーション改善

Zoomの会議情報がChatworkに自動通知されることで、メンバー間のコミュニケーションが円滑になるでしょう。たとえば、会議の内容に関する質問や確認事項があれば、通知からすぐにコメントを送れるため、自然に意見交換が行われ、Chatworkはコメントのスレッド機能もあるため、会議に関するディスカッションが一箇所にまとまり、情報が散らばることを防ぐことが期待できます。
このように会議に関する情報が明確に共有され、会議外でもメンバー同士が密に連携しやすくなるため、結果としてチーム全体の意思疎通向上が期待できます。

[Yoomとは]

ZoomとChatworkの連携フローの作り方

それでは、実際にテンプレートを使用して「毎日Zoomの会議情報をChatworkに通知する」フローを一緒に作っていきましょう！

今回使用するテンプレートは、下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

はじめる前に

Yoomのアカウントをお持ちでない方は、以下の「Yoomのアカウント発行ページ」からアカウントを発行してください。
Yoomの基本的な操作は、「初めてのYoom」をご確認ください。

Yoomのアカウント発行ページ

初めてのYoom

それでは、一緒に始めましょう！

ステップ1：ZoomとChatworkをマイアプリ連携

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「＋新規接続」をクリックしてください。

(2)マイアプリの新規接続一覧の中から、Zoomをクリックします。
(3)「Zoom（OAuth）の新規登録」画面から、Client ID、Client secretを入力し、「追加」をクリックします。
Client IDとClient secretの取得方法は以下のサイトをご参照ください。

Zoom（OAuth）およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法

(4)次に、Chatworkの連携を行います。同様にYoomの新規接続一覧の中からChatworkをクリックします。
(5)お持ちのアカウントでログインをします。
(6)以下のような画像がでるので、「許可」をクリックします。

連携が完了するとYoomのマイアプリにZoomとChatworkが登録されます。

これでマイアプリ登録が完了しました。
次は、テンプレートを使用してトリガーの設定をしましょう！

ステップ2：通知時間の設定

(1)先程ご紹介した、テンプレートを使用していきます。下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

アプリトリガーの「毎日9時になったら」をクリックします。

(2)「実行時間の指定」画面から、スケジュール設定より通知する日時を指定します。
今回は曜日指定で月曜日から金曜日の９時に通知が送られるように設定しています。

設定が完了したら、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ3：Zoomと連携してミーティング一覧を取得する

(1)次は、Zoomと連携してミーティング一覧を取得します。
「ミーティングの一覧を取得」をクリックします。

(2)Zoomの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Zoom（OAuth）と連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、アクションは「ミーティングの一覧を取得」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「API接続設定」画面から、Zoomアカウントのメールアドレスを入力します。
取得開始日、取得終了日は直接入力もしくは日付から選択します。
画像の赤枠は月初から取得するように設定しています。

ステップ4：Chatworkと連携してメッセージを設定する

(1)次は、Chatworkと連携してチャネルにメッセージを送る設定をします。
「メッセージを送る」をクリックします。

(2)Chatworkの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Chatworkと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、アクションは「メッセージを送る」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「API接続設定」画面から、チームIDを候補から選択します。
メッセージに入力した内容が、Chatworkに通知される内容になります。

入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。
(4)最後に、「トリガーをON」をクリックします。

これで、「毎日Zoomの会議情報をChatworkに通知する」フローボットの完成です。

ZoomとChatworkを使ったその他の自動化例

Yoomでは他にもZoomとChatworkを使った自動化の例がたくさんありますので、いくつかご紹介します。

1.Chatworkの通知内容を読み取り、Zoomでミーティングを作成する

このフローを活用することで、手動でミーティングを作成する手間を省くことができるでしょう。また、自動化によりミーティングの作成漏れを防ぐことが期待できます。会議のセッティングが頻繁な方や、Chatworkで会議の日程を決めるリモートワークの方におすすめです。

2.Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Chatworkに通知する

ミーティング終了後に自動で議事録の文字起こしと要約を行い、その内容をChatworkに通知します。これにより、人手による作業時間を節約することが期待できます。Zoomを利用してオンライン会議を頻繁に行われている方におすすめです。

3.Zoomでミーティングが終了したら、ChatworkにレコーディングURLを通知

このフローを活用することで、チーム全体へのレコーディングURLの共有漏れを防ぐことが期待できます。これにより、ミーティングに参加できなかったメンバーも情報をスムーズに共有することができるでしょう。通知先や通知文は自由にアレンジすることが可能です。

さらに、ZoomとChatworkを使ったテンプレートを確認したい方は、以下のサイトをご覧ください。

Zoomを使用したフローボットテンプレート一覧

Chatworkを使用したフローボットテンプレート一覧

まとめ

Zoomの会議情報をChatworkに自動通知することで、スケジュール管理や情報共有の手間が軽減されるでしょう。この連携により、メンバーは毎日の会議リンクや時間をすぐに確認でき、参加率の向上が期待できます。また、事前準備が効率化され、会議前後の確認作業もスムーズになるため、業務に集中しやすい環境が整うでしょう。
また、メンバー同士のコミュニケーションが円滑になることで会議外での連携も深まり、チーム全体の生産性が高まるでしょう。
この連携はリモートワークや忙しいビジネス環境で、効率的な情報共有と会議運営を目指す方におすすめです。