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Zoomは高品質なビデオやオーディオを提供し、多くの企業で利用されています。録画機能など、とても便利ですが会議後に議事録をまとめる作業は時間がかかり、負担に感じることもありますよね。
しかし、AIを使って連携すれば、議事録が自動で作成でき、もっと便利に使えるようになります。
ここではZoomで会議が終了すると、AIが自動で文字起こしと解析・要約を行い、その結果をChatworkで関係者に通知するフローボット テンプレートをご紹介します。
このフローはこれまでプログラミングが必要でしたが、今回ご紹介のテンプレートはノーコードで簡単に実装できます。
この記事では、その設定方法と具体的な活用方法をわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
とにかく早く試したい方へ
Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にZoomとChatworkの連携が可能です。
YoomにはあらかじめZoomとChatworkを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をChatworkに通知するフローです。
Zoomミーティングの文字起こしと要約をし、Chatworkに議事録を自動投稿するメリット2選
営業チームやチームリーダーにとって、会議後すぐに最新情報が共有されることはメンバー全員が迅速に次のタスクへ進む鍵となります。
これにより、プロジェクトの進行速度が格段に向上します。
メリット1:議事録の自動化で負担を軽減する
営業チームリーダーにとって、会議後の議事録作成や共有は時間を取られる作業です。
AIを使ってZoomの録画から自動で議事録を作成し、要約された内容をChatworkで共有することで、手動での作業を減らせます。
これにより、リーダーは重要な判断やクライアント対応など、他の優先度の高い業務に集中できるようになります。
さらに、情報が自動的に送信されるため、共有ミスや遅延が発生しにくくなり、情報の正確性と速さが確保されます。
迅速かつ正確な情報共有により、プロジェクトの進行がスムーズになります。
メリット2 共有された議事録でチーム全体が迅速に動ける
チームリーダーにとって、議事録が素早く共有されることは、次のステップを明確にするための重要な要素です。Zoomで録画された会議内容が自動で要約され、Chatworkに通知されることで、チーム全員が迅速に情報を把握できます。
Chatworkの通知機能により、重要なメッセージが確実にメンバーへ届き、対応漏れが発生しにくくなります。
また、タスク管理機能を活用することで、会議後すぐに具体的なタスクが生成され、進捗状況をオンタイムに把握することが可能です。
これにより、プロジェクトが効率的に進み、メンバー間での情報伝達がより確実かつ早くなります。
ZoomとChatworkを連携してできること
ZoomとChatworkのAPIを連携すれば、ZoomのデータをChatworkに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Chatworkに通知する
ミーティングが終了したら、議事録の文字起こしと要約、Chatworkに通知までのフローを自動化できます。
これにより、対応の遅延や手動で議事録を作成する手間を省くことが可能です。
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をChatworkに通知するフローです。
Zoomウェビナー終了後に参加者情報と動画リンクをChatworkに自動通知
動画リンクを参加者へスピーディーに共有可能になるかもしれません!
■概要
「Zoomウェビナー終了後に参加者情報と録画リンクをChatworkへ自動共有する」ワークフローは、情報共有を迅速にしてくれます。
自動で共有されるため共有漏れの防止につながります。
■このテンプレートをおすすめする方
・Zoomを活用してウェビナーを開催している企業担当者や個人
・ウェビナー終了後の参加者情報を迅速に把握したい方
・ウェビナーの録画リンクをスピーディに共有したい方
・コミュニケーションツールとしてChatworkを利用している企業
・手動での情報共有に時間を取られ、業務効率を上げたいと考えている方
・ウェビナー参加者の情報を確実に記録し、管理したい方
■注意事項
・ZoomとChatworkのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
ZoomとChatworkの連携フローを作ってみよう
それでは、さっそく実際にZoomとChatworkを連携したフローを作成してみましょう!今回はYoomを使用して、ノーコードでZoomとChatworkの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、Yoomの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
※今回連携するアプリの公式サイト:Zoom/Chatwork
[Yoomとは]
フローの作成方法
ここから「Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Chatworkに通知する」自動化を、Yoomのフローボット テンプレートを用いた作り方を解説します。
作成の流れは大きく分けると以下の通りです。
ステップ1:マイアプリ連携の設定
事前に準備するもの
連携作業の中で必要なものをリストアップしました。
Zoom
Chatwork
それではマイアプリ登録を行いましょう!
Zoomのマイアプリ登録手順
※Zoomのレコーディング情報を取得するには、ミーティングがクラウドレコーディングされている必要があります。クラウドレコーディングはZoomの特定プランでのみ利用できます。
それではZoomのマイアプリ登録手順は以下のナビを参考に進めてください。
>ヘルプ:Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法
Chatworkのマイアプリ登録手順
Chatworkのマイアプリ登録も以下のナビを参考に進めましょう。
ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする
Yoomへご登録後、こちらのバナーをクリックします。
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をChatworkに通知するフローです。
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。
赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。
設定するプロセスが複数ありますが、それぞれ簡単な設定です。
順番に設定し取得できるアウトプットを用いて、Chatworkに通知する内容を作っていきます。
ステップ3 アプリトリガー「ミーティングが終了したら」
テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。ここではレコーディング情報を取得します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらに表示される項目は初期設定済みです。
→次へをクリックします
(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定
→テストをクリックします →成功 こちらのアウトプット(取得した値)が取得できました。
アウトプット(取得した値)はフローボットが起動する毎に新しい値に変動します。
→保存するをクリックします。
ステップ4 アプリと連携する 「ミーティングのレコーディング情報を取得」
テンプレートの2つ目のプロセスをクリック!ここではZoomから抽出する情報を取得する設定を行います。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
設定済みのため、次に進みます。
→次へをクリックします
(2/2)連携アカウントとアクションを選択
→テストをクリックします →成功 アウトプットではミーティング情報の詳細が取得できます。
→保存するをクリックします
ステップ5 アプリと連携する「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」
テンプレートの3つ目をクリック!このプロセスではミーティングファイルのダウンロードを行う設定をします。
テンプレートの3つ目をクリック!このプロセスではミーティングファイルのダウンロードを行う設定をします。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
設定済みのため、次に進みます。
→次へをクリックします
(2/2)API接続設定
→テストをクリックします →成功 アウトプットにはダウンロードしたファイルが取得できます。
→保存するをクリックします
ステップ6 音声データを文字起こしする
プロセスの4つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。
※AIオペレーションはチームプランおよびサクセスプランのみ利用可能です。フリープランやミニプランでは、設定したフローボットのオペレーションがエラーとなりますのでご注意ください。
※有料プラン(チームプラン・サクセスプラン)は2週間の無料トライアルが可能で、その間は制限のあるアプリやAI機能も使用できます。
(1/2)アクションを選択
→次へをクリックします
(2/2)詳細を設定
→テストをクリックする →成功 アウトプットでは解析結果が取得できます。
→保存するをクリックします
ステップ7: 要約する
プロセスの5つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。
(1/2)アクションを選択
→次へをクリックします
(2/2)詳細を設定
前のプロセスで取得した解析結果を用いて設定します。
→テストをクリックします →成功 アウトプットでは要約結果が取得できます。
→アウトプット(取得した値)に情報が追加できたら保存するをクリックします
ステップ8:アプリと連携する「Chatworkに通知する」
プロセスの6つ目をクリックします。ここではChatworkに通知する内容を設定します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらに表示される項目は初期設定済みです。
→次へをクリックします
(2/2)API接続設定
→テストをクリックします→成功→保存するをクリックします
ステップ9:アプリトリガーを【ON】にする
全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。
トリガーを【ON】にして、フローボットを起動しましょう。Chatworkでは通知が確認できました。
プログラミングを使わず、短時間で自動化を実現できました。
ChatworkのデータをZoomに連携したい場合
今回はZoomとChatworkへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にChatworkからZoomへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。
Chatworkの通知内容をもとにZoomウェビナーに参加者を登録する
普段からChatworkを通して、Zoomウェビナーの参加者登録に必要な情報を共有している場合にオススメのフローです!
■概要
「Chatworkの通知内容をもとにZoomウェビナーに参加者を登録する」ワークフローは、事務作業の手間を削減します。
Zoomに直接アクセスすることなく、チャット上の操作のみでウェビナーに参加者を登録できます。
■このテンプレートをおすすめする方
・Chatworkを活用してチームでのコミュニケーションを取っている方
・Zoomを利用してウェビナーなどのイベントを開催している方
・Chatworkの通知内容をもとに、迅速にZoomウェビナーへの参加者登録を行いたい方
・手動での参加者登録に時間を取られてしまっている方
・自動化を取り入れて作業の効率化を考えている方
■注意事項
・ChatworkとZoomのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Chatworkの通知内容を読み取り、Zoomでミーティングを作成する
手動でZoomミーティングを作成する必要がないため、頻繁にZoomを活用している方のサポートになるはずです!
Chatworkの通知内容を読み取り、Zoomでミーティングを作成するフローです。
まとめ
今回ご紹介したZoomとChatworkの自動化フローにより、会議後の議事録作成や共有がスムーズに行えるようになります。AIを使ってZoom会議の内容を自動で文字起こし・解析し、要約された情報をChatworkで即時共有することで、手作業による負担を軽減し重要な業務に集中できます。情報が確実にチームに届き、迅速に共有されるため、次のタスクへの移行がスピーディーに進みます。プログラミング不要で簡単に導入できるこの自動化フローを活用することで、会議後のフォローアップ作業をより効率的に進めることができるでしょう。この自動化フローで、会議後の作業をさらにスムーズに!今すぐ導入してみませんか?
Q:議事録を他のツールにも保存できますか?
A:
はい、可能です。
フローボットの一番最後にある「+」をクリックして、連携したいアプリを選択しましょう!
Q:連携が動かない時の主な原因と対処法は?
A:
フローボットがエラーとなった場合は、Yoomに登録したメールアドレス宛に通知が届く設定になっています。
通知先については、メール以外にSlackやChatworkに通知することも可能です。
通知内容にエラーの詳細が記載されているので、内容を修正しましょう。
修正後、再度フローボットを起動してください。
ヘルプページで解決しない場合は、サポート窓口を利用することもできます。
Q:AIの要約をカスタマイズできますか?
A:
要約の条件を設定することでカスタマイズ可能です。