2024/10/15
アプリ同士の連携方法

ZoomとChatworkを連携した議事録自動化フローで会議後の負担を軽減!

k.hieda

目次

Zoomは高品質なビデオやオーディオを提供し、多くの企業で利用されています。録画機能などとても便利ですが、会議後に議事録をまとめる作業は時間がかかり、負担に感じることもありますよね。しかし、<span class="mark-yellow">AIを使って連携すれば、議事録が自動で作成でき、もっと便利に使えるようになります。</span>

当社では、Zoomで会議が終了すると、AIが自動で文字起こしと解析・要約を行い、その結果をChatworkで関係者に通知するフローボット テンプレートを開発しました。このフローはこれまでプログラミングが必要でしたが、今回ご紹介のテンプレートはノーコードで簡単に実装できます。この記事では、その設定方法と具体的な活用方法をわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

Zoomミーティングの文字起こしと要約をし、Chatworkに議事録を自動投稿するメリット2選

営業チームやチームリーダーにとって、会議後すぐに最新情報が共有されることはメンバー全員が迅速に次のタスクへ進む鍵となります。これにより、プロジェクトの進行速度が格段に向上します。

メリット1 議事録の自動化で負担を軽減する

営業チームリーダーにとって、会議後の議事録作成や共有は時間を取られる作業です。AIを使ってZoomの録画から自動で議事録を作成し、要約された内容をChatworkで共有することで、手動での作業を減らせます。これにより、リーダーは重要な判断やクライアント対応など、他の優先度の高い業務に集中できるようになります。さらに、<span class="mark-yellow">情報が自動的に送信されるため、共有ミスや遅延が発生しにくくなり、情報の正確性と速さが確保されます。</span>迅速かつ正確な情報共有により、プロジェクトの進行がスムーズになります。

メリット2 共有された議事録でチーム全体が迅速に動ける

チームリーダーにとって、議事録が素早く共有されることは、次のステップを明確にするための重要な要素です。Zoomで録画された会議内容が自動で要約され、Chatworkに通知されることで、チーム全員が迅速に情報を把握できます。Chatworkの通知機能により、重要なメッセージが確実にメンバーへ届き、対応漏れが発生しにくくなります。また、<span class="mark-yellow">タスク管理機能を活用することで、会議後すぐに具体的なタスクが生成され、進捗状況をオンタイムに把握することが可能です。</span>これにより、プロジェクトが効率的に進み、メンバー間での情報伝達がより確実かつ早くなります。

ここから「Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Chatworkに通知する」自動化を、<span class="mark-yellow">Yoomのフローボット テンプレートを用いた作り方</span>を解説します。

[Yoomとは]

フリープランからお試しいただけます。さっそく登録して、始めてみましょう!

Yoomに無料で登録する

お知らせ

※AIオペレーションはチームプランおよびサクセスプランのみ利用可能です。フリープランやミニプランでは、設定したフローボットのオペレーションがエラーとなりますのでご注意ください。

※有料プラン(チームプラン・サクセスプラン)は2週間の無料トライアルが可能で、その間は制限のあるアプリやAI機能も使用できます。

※Zoomのレコーディング情報を取得するには、ミーティングがクラウドレコーディングされている必要があります。クラウドレコーディングはZoomの特定プランでのみ利用できるため、詳細はご確認ください。

ZoomとChatworkとAIの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

Zoom

Chatwork

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリをYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの項目から新規接続をクリック!

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回使用するアプリを検索します。

Zoom

検索窓から「Zoom」を入力して、Zoom(OAuth)をクリックします。連携情報の入力画面が表示されます。

Client IDとClient secretは、Zoomのアカウント登録後に、Zoom App Marketplaceでのアプリ登録から取得できます。

>ヘルプ:Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法

それぞれの項目の入力が完了したら、追加ボタンをクリックするとZoomのマイアプリは登録完了です。

Chatwork

検索窓から「Chatwork」を入力して、ヒットしたアプリ名をクリックします。ログイン情報の入力画面が表示されます。

連携するアカウントのメールアドレスとパスワードを入力し、Yoomからのアクセスを許可してください。

これでChatworkのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

Yoomへご登録後、こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

設定するプロセスが複数ありますが、それぞれ簡単な設定です。順番に設定し取得できるアウトプットを用いて、Chatworkに通知する内容を作っていきます。

ステップ3 アプリトリガー「ミーティングが終了したら」

テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。ここではレコーディング情報を取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Zoomと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガーの起動間隔
    • 5分、10分、15分、30分、60分の中から選択できます。
  • メールアドレス
    • Zoomに登録したメールアドレスを入力してください

→テストをクリックします →成功 こちらのアウトプットが取得できました。

→保存するをクリックします

ステップ4 アプリと連携する 「ミーティングのレコーディング情報を取得」

テンプレートの2つ目のプロセスをクリック!ここではZoomから抽出する情報を取得する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

設定済みのため、次に進みます。

→次へをクリックします

(2/2)連携アカウントとアクションを選択

  • ユーザーのメールアドレス
    • Zoomに登録しているメールアドレスを入力してください。
  • ミーティングID
    • 事前に引用コードが埋め込まれていますので操作不要です。

→テストをクリックします →成功 アウトプットではミーティング情報の詳細が取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ5  アプリと連携する「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」

テンプレートの3つ目をクリック!このプロセスではミーティングファイルのダウンロードを行う設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

設定済みのため、次に進みます。

→次へをクリックします

(2/2)API接続設定

  • ダウンロードURL
  • 先ほどのプロセスで取得したURLを引用して埋め込みます。コードは埋め込まれているので設定不要です。

→テストをクリックします →成功 アウトプットにはダウンロードしたファイルが取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ6  音声データを文字起こしする

プロセスの4つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。

(1/2)アクションを選択

  • タイトル
    • 「音声データを文字起こしする」設定済みです。
  • アクション
    • ミーティングの時間の長さに応じて選択してください。

→次へをクリックします

(2/2)詳細を設定

  • ファイルの添付方法
    • 前の設定でファイルをダウンロードしていますので、その値を使用します。プルダウンから「ダウンロードしたファイル」を選択してください。

→テストをクリックする →成功 アウトプットでは解析結果が取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ7  要約する

プロセスの5つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。

(1/2)アクションを選択

  • タイトル
    • 「要約する」設定済みです。
  • アクション
    • 文字のボリュームに応じて選択してください。

→次へをクリックします

(2/2)詳細を設定

前のプロセスで取得した解析結果を用いて設定します。

  • 要約対象のテキスト
    • あらかじめ解析結果の引用コードが埋め込まれています。
  • 文字数
    • あらかじめ1000で設定されています。解析結果の文字数を参考に設定してください。文字数については指定された文字数をAIに指示していますが、最終的にAIによる判断となりますため、指定した文字数通りの要約にならない場合がございます。
    • ※指定文字数よりも大幅に要約される可能性もございますので、ご了承ください。 
  • 要約の条件
    • 「より簡潔に」などを入力して、AIに指示を飛ばすことができます。

→テストをクリックします →成功 アウトプットでは要約結果が取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ8 アプリと連携する「Chatworkに通知する」

プロセスの6つ目をクリックします。ここではChatworkに通知する内容を設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Chatworkと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします

(2/2)API接続設定

  • 投稿先のルームID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、Chatworkのルームがピックアップされます。通知を送るチャンネルを選択すると、引用コードが埋め込まれます。
  • メッセージ
    • 編集欄をクリックすると、取得したアウトプット一覧が表示されます。取得したアウトプットを引用しながら、メッセージの定型分を作りましょう。

→テストをクリックする →成功

→保存するをクリックする

ステップ9 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にして、フローボットを起動しましょう。Chatworkでは通知が確認できました。

<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、短時間で自動化を実現できました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

もっと活用!ZoomとChatworkを使った自動化3選

ZoomとChatworkは、他にもたくさんフローボット テンプレートがあります。

1.  Chatworkの通知から自動でZoomミーティングを作成

Chatworkの通知内容を基に、Zoomでミーティングを自動で作成できます。これにより、手動でのミーティング作成の手間を省き、Chatworkから直接操作が可能になります。日常的にZoomとChatworkを利用している方におすすめです。

2. Zoomミーティング終了後にレコーディング情報を自動送信

Zoomのミーティングが終わると、レコーディング情報が自動的にChatworkに送られます。レコーディングの確認や情報共有が効率化され、見落としやミスが防げます。通知先は自由に設定でき、情報管理がよりスムーズになります。

3. 音声データを自動で文字起こしし、議事録を作成・通知

フォームで受け取った音声データをAIが自動で文字起こしし、議事録としてChatworkに通知します。会議の記録作成がシンプルになり、迅速に共有できます。、迅速にチームで共有できます。

まとめ

今回ご紹介したZoomとChatworkの自動化フローにより、会議後の議事録作成や共有がスムーズに行えるようになります。AIを使ってZoom会議の内容を自動で文字起こし・解析し、要約された情報をChatworkで即時共有することで、手作業による負担を軽減し重要な業務に集中できます。情報が確実にチームに届き、迅速に共有されるため、次のタスクへの移行がスピーディーに進みます。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で簡単に導入できるこの自動化フローを活用することで、会議後のフォローアップ作業をより効率的に進めることができるでしょう。</span>

この自動化フローで、会議後の作業をさらにスムーズに!今すぐ導入してみませんか?

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
タグ
Zoom
Chatwork
自動化
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