■概要
お問い合わせメールを受信した際、AIオペレーションを使用して必要な情報をメールから抽出し、Notionに自動的に集約します。
AIによるデータ抽出を活用することで複雑な正規表現の設定が不要になりフローボット自体も短縮化が可能です。
■事前準備
・事前にNotion上に問い合わせを蓄積するためのデータベースを作成しておきます。
・実例サンプルはこちら https://sulky-aftershave-b1d.notion.site/aca3de98de6a4f15aa79efaaf8be844a?pvs=4
■作成方法
①トリガーからメールトリガーを選択し、以下の設定を行い保存します。
・受信用アドレスの作成:任意の文字列を入力し、アドレスをコピーしておきます。
・トリガー条件:トリガーを起動させたい件名や本文の条件を任意に設定します。
・次ページのテスト:コピーした受信用アドレスに対して条件を満たしたデモメールを送付し、テストして受信を確認します。
※メール送付からテストで結果を取得できるまで少し時間がかかります。
※受信用アドレスに対して、転送を行いたい場合はこちらを参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/7266653
②トリガー下の+マークを押し、データを操作・変換するオペレーションを選択して以下の設定を行いテスト・保存します。
・変換タイプ:データの抽出(2タスク)
・対象のテキスト:①で取得したメールの本文を{{本文}}のようにアウトプットとして埋め込みます。
・抽出したい項目:問い合わせ内容から抽出したい項目を半角カンマで区切りながら記入します。例:お名前,メールアドレス,問い合わせ内容
※アウトプットの埋め込みに関する設定方法はこちらをご参照ください。https://intercom.help/yoom/ja/articles/8223528
③+マークを押し、メールを送るオペレーションから以下の設定を行って保存します。
・メールタイプ:任意のメールサービスを選択します。
・To:②で抽出したメールアドレスを埋め込みます。・件名/本文:任意の文章を入力します。
②で取得した名前などを埋め込みメールごとに変動させることも可能です。
④+マークを押し、データベースを操作するオペレーションからNotionを選択して以下の設定を行い保存します。
・アクションからレコードを追加するを選択します。
・データベースID:事前に準備したデータベースIDを入力します。※候補に表示されるものをお使いください。
・各プロパティの欄:事前に設定している各プロパティが表示されるので、対応する項目に②で取得した問い合わせのアウトプット項目を埋め込みます。
※Notionとの連携でよくあるエラーについてはこちら https://intercom.help/yoom/ja/articles/8687023
⑤+マークを押し、アプリと連携するからSlackを選択して以下の設定を行い完了です。
・アクション:チャンネルにメッセージを送る・投稿先のチャンネルID:候補から任意のチャンネルを選択します。
・メッセージ内容:任意のメッセージ内容を入力します。
■注意点
・問い合わせ内容をより正確に取得するために、問い合わせ形式はある程度規則性のあるもので調整ください。
例▼(以下のお名前などの項目名のところが都度変動しないような規則性を担保することで抽出精度向上に寄与します)
---問い合わせ内容---
お名前:●●
問い合わせ内容:●●●●●●●●●●●●●●●●●●
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