DropboxにVDIセッションデータがアップロードされたら、OCR後にAIでパフォーマンス分析を行いGoogle スプレッドシートに追加する

■概要

VDIのパフォーマンスレポート分析は、安定した仮想デスクトップ環境を維持するために重要ですが、レポートが画像やPDF形式で出力されると、内容の確認やデータ化に手間がかかるのではないでしょうか。このワークフローは、DropboxにアップロードされたVDIのセッションデータをOCRでテキスト化し、AIで内容を分析、その結果をGoogle スプレッドシートへ自動記録します。VDIとAIを連携させ、定型的な分析業務の効率化を実現します。

■このテンプレートをおすすめする方

• VDIのパフォーマンスレポートの確認とデータ入力作業を効率化したい情報システム部門の方
• VDI環境の利用状況をAIで分析し、リソースの最適化や改善に繋げたいと考えている方
• 手作業によるレポートの読み取りや転記ミスをなくし、分析データの信頼性を高めたい方

■このテンプレートを使うメリット

• VDIセッションデータがアップロードされると、分析から記録までが自動で実行されるため、手作業で行っていた一連の業務時間を短縮することができます。
• OCRとAIによる自動処理により、手作業でのデータ読み取りミスや転記漏れといったヒューマンエラーを防ぎ、分析の精度向上に繋がります。

■フローボットの流れ

1. はじめに、DropboxとGoogle スプレッドシートをYoomと連携します。
2. 次に、トリガーでDropboxを選択し、「特定のフォルダ内でファイルが作成または更新されたら」というアクションを設定します。
3. 次に、オペレーションでOCR機能を選択し、「任意の画像やPDFを読み取る」アクションで、アップロードされたVDIセッションデータをテキスト化します。
4. 次に、オペレーションでAI機能を選択し、「テキストを生成する」アクションで、OCRで抽出したテキストを基にパフォーマンス分析を行います。
5. 最後に、オペレーションでGoogle スプレッドシートの「レコードを追加する」アクションを設定し、AIによる分析結果をスプレッドシートに記録します。

※「トリガー」：フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」：トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

• Dropboxのトリガー設定では、監視対象とするフォルダのパスやファイル名を任意の値で設定してください。
• OCR機能では、画像やPDFから抽出したい項目を任意で設定することが可能です。
• AI機能でテキストを生成するアクションでは、分析の観点や要約の形式など、指示（プロンプト）の内容を任意で編集してください。
• Google スプレッドシートにレコードを追加するアクションでは、記録先のスプレッドシートIDとタブ名を任意の値を設定してください。

■注意事項

• ‍‍Google スプレッドシート、DropboxのそれぞれとYoomを連携してください。
• トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
• プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
• OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
• チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能（オペレーション）を使用することができます。