■概要
GitHubでのIssue管理において、新しいIssueが作成されるたびに内容を確認し、分類や優先順位付けを行う作業は手間がかかるものです。このワークフローは、GitHubとOpenAIを連携させることで、そのプロセスを自動化します。新しいIssueが作成されると、OpenAIが内容を自動で解析し、要約やラベル提案などをIssueに追記するため、手動での確認作業を効率化し、開発プロセスの効率化に貢献します。
■このテンプレートをおすすめする方
- GitHubとOpenAIを活用し、Issue管理の自動化を検討している開発者やプロジェクトマネージャーの方
- 手作業でのIssueのトリアージに時間がかかり、開発のリードタイム短縮を目指しているチーム
- GitHub上の反復作業を減らし、より生産性の高いタスクに集中したいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
- GitHubにIssueが作成されるとOpenAIが自動で内容を解析し追記するため、手動での確認や分類にかかる時間を短縮できます
- AIによる自動解析を導入することで、Issueの要約やラベル付けの基準が統一され、属人化を防ぎ業務の標準化が実現します
■フローボットの流れ
- はじめに、GitHubとOpenAIをYoomと連携します
- 次に、トリガーでGitHubを選択し、「Issueが新しく作成されたら」というアクションを設定して、フローボットが起動するきっかけを作ります
- 続いて、オペレーションでGitHubの「Issueの詳細情報を取得する」アクションを設定し、トリガーで作成されたIssueの情報を取得します
- 次に、オペレーションでOpenAIを選択し、「テキストの生成(Chat completion)」アクションを設定して、取得したIssueの内容を解析・要約させます
- 最後に、オペレーションでGitHubの「Issueを更新」アクションを設定し、OpenAIが生成したテキストを該当のIssueにコメントとして追加します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- GitHubのトリガーおよびオペレーション設定では、対象としたいリポジトリのオーナー名とリポジトリ名を任意で設定してください
- OpenAIでテキストを生成するアクションでは、プロンプトを自由にカスタマイズ可能です前段のGitHubアクションで取得したIssueのタイトルや本文を変数として組み込むことで、より精度の高い解析ができます
- 最後のGitHubでIssueを更新するアクションでは、更新する項目(本文、コメント、ラベルなど)や、OpenAIで生成したテキストなどの変数を任意に設定できます
■注意事項
- GitHub、OpenAIのそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
https://openai.com/ja-JP/api/pricing/ - ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。