■概要
動画ファイルの形式を変換する際、専用ツールを開いて手作業で処理を行うことに手間を感じていませんか。特に、mp4からmpegへの変換のような定型作業は、自動化によって効率を高められる業務の一つです。このワークフローを活用すれば、OneDriveの特定フォルダにmp4ファイルを格納するだけで、RPAが自動でmpeg形式に変換し指定のフォルダへ格納します。ファイル変換に伴う一連の作業を自動化し、業務効率の改善に貢献します。
■このテンプレートをおすすめする方
- 定期的に発生するmp4からmpegへの変換作業を、自動化によって効率化したいと考えている方
- OneDriveをファイルストレージとして活用しており、ファイル管理や運用をよりスムーズにしたい方
- RPAの活用方法を模索しており、ファイル変換のような具体的な業務での自動化を検討している方
■このテンプレートを使うメリット
- mp4ファイルを特定のフォルダに格納するだけで、mpegへの変換から別フォルダへの保存までが自動で完結するため、手作業の時間を削減できます
- 変換作業のプロセスが自動化・標準化されるため、担当者による作業のばらつきや手順の漏れといったヒューマンエラーを防ぎます
■フローボットの流れ
- はじめに、OneDriveをYoomと連携します
- トリガーでOneDriveを選択し、「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」を設定します。ファイル形式などで条件を絞り、mp4ファイルが追加された時のみフローが起動するように設定することも可能です
- オペレーションの「分岐機能」を用いて、トリガーで取得したファイルがmp4形式である場合にのみ、後続の処理に進むよう設定します
- 次に、オペレーションでOneDriveの「ファイルをダウンロード」アクションを設定し、対象のmp4ファイルをYoom上にダウンロードします
- オペレーションでRPA機能の「ブラウザを操作する」を設定し、任意のファイル変換サイトで、ダウンロードしたファイルをアップロードしてmpeg形式に変換する一連の操作を記録します
- オペレーションの「AI機能:テキスト抽出する」で、変換完了を知らせるメッセージなど、ブラウザ上の必要なテキストを抽出します
- 最後に、オペレーションでOneDriveの「ファイルをアップロード」を設定し、変換されたmpegファイルを指定のフォルダにアップロードします
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- RPA機能の「ブラウザを操作する」アクションでは、実際にファイル変換で利用するWebサイトのURLや操作内容を、お使いの環境に合わせて設定してください
- トリガーで設定するmp4ファイルの格納元フォルダや、オペレーションで設定する変換後のmpegファイルの格納先フォルダは、任意の場所に設定してください
■注意事項
- OneDriveとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- 分岐はミニプラン以上でご利用いただける機能、ブラウザ操作はサクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
- ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
- アプリの仕様上、ファイルの作成日時と最終更新日時が同一にならない場合があり、正しく分岐しない可能性があるのでご了承ください。
- Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
- ブラウザを操作するオペレーションの設定方法はこちらをご参照ください。