■概要
Webサイトの互換性確保や画像編集向上のため、画像のファイル形式をWebPからPNGへ変換する作業は重要ですが、手作業での対応は手間がかかるものです。特に、大量の画像を扱う場合、変換漏れやファイル管理の煩雑さが課題となりがちです。このワークフローは、OneDriveにWebPファイルを格納するだけで、CloudConvertが自動でPNGファイルに変換し、完了をOutlookで通知します。手動での画像変換作業を自動化し、業務を効率化します。
■このテンプレートをおすすめする方
- Webサイト運営などでPNGへの画像形式の変換を手作業で行っている方
- OneDriveとCloudConvertを活用し、ファイル変換作業を自動化したいと考えている方
- 定型的な画像変換業務から解放され、より創造的な業務に時間を充てたい方
■このテンプレートを使うメリット
- OneDriveの指定フォルダにファイルを格納するだけで、変換から通知までが自動で完結するため、手作業に費やしていた時間を短縮できます。
- 手動での変換作業やファイル名の変更、関係者への連絡といったプロセスをなくすことで、作業漏れや連絡ミスなどのヒューマンエラーを防止します。
■フローボットの流れ
- はじめに、OneDrive、CloudConvert、OutlookをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでOneDriveを選択し、「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」というアクションを設定します。
- 分岐オペレーションとして、作成日時と最終更新日時を設定します。
- 続けて、OneDriveの「ファイルをダウンロード」アクションで、トリガーで検知したファイルをYoom上に取得します。
- 「データ変換機能」の「正規表現によるデータの置換」アクションで、ファイル名をPNG形式の拡張子に変換します。
- 次に、CloudConvertで「ファイルをアップロード」し、続けて「ファイルを変換」アクションでWebP形式への変換を指定します。
- 変換が完了したら、CloudConvertの各アクションでエクスポートタスクの実行、ダウンロードURLの取得、ファイルのダウンロードを順に行います。
- 最後に、Outlookの「メールを送る」アクションで、関係者に変換完了の旨とダウンロードしたファイルを送付します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- OneDriveのトリガー設定では、対象のドライブIDやフォルダ名、フォルダIDを任意の値に設定してください。
- 分岐機能では、拡張子やファイル日付によって処理を継続するなど、前段階で取得した情報をもとに後続オペレーションの実行条件を自由に設定できます。
- データ変換機能の正規表現では、置換対象の文字列や置換後の文字列を任意に設定できます。
- CloudConvertの各アクションでは、変換するファイル形式などを固定値で指定したり、前段のオペレーションで取得した情報を変数として設定したりできます。
- Outlookの設定では、宛先や件名、本文を自由にカスタマイズでき、前段で取得したファイル名などの情報をメッセージ内に含めることも可能です。
■注意事項
- OneDrive、CloudConvert、OutlookのそれぞれとYoomを連携してください。
- Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
- トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は下記を参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9413924 - 分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
- ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
- アプリの仕様上、ファイルの作成日時と最終更新日時が同一にならない場合があり、正しく分岐しない可能性があるのでご了承ください。
- オペレーション数が5つを越えるフローボットを作成する際は、ミニプラン以上のプランで設定可能です。フリープランの場合はフローボットが起動しないため、ご注意ください。